暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百四十二話 仮面の裏
[2/18]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
号って」
「そうだ。彼等は消耗品なのだ」
こうまで言った。
「兵器としての。だから薬物の投与も」
「その薬を飲んでいけばやっぱり」
「そのうち崩壊して廃人、いや死に至る」
「そんな、それって」
「気にするな」
だがナタルはそう言うだけであった。
「それがジブリール閣下の決められたことだからな。彼等はあくまで兵器なのだ」
「そうなんですか」
「そうだ。それでだ」
ナタルは話を変えてきた。
「今度の戦いはおそらくプラントとの最後の戦いになる」
「そうみたいですね」
それはフレイもわかっていた。真摯な顔で頷く。
「この物々しさは」
「核も搭載されている」
「核も」6
「閣下はプラントを完全に消し去る気なのだ」
ナタルは言う。
「何もかも残さずな」
「それがティターンズの考えでしょうか」
「少なくともジブリール閣下に全てが委ねられている」
ナタルはそう返事をした。
「プラントに関してはな」
「そうなのですか」
「死ぬな。君はまだ若い」
これがナタルの言いたいことであった。
「何があってもな。いいな」
「わかりました」
「それだけだ。この戦いが終わったら」
ナタルはまた述べる。
「一緒に何処か行くか。二人でな」
そう言って艦橋に戻った。ブルーコスモスの系列のティターンズは全軍を以ってプラントに向かった。その動きはロンド=ベルにもわかっていた。
「プラントにか」
ヘンケンはその報告を聞いて述べた。
「ああ。かなりの数だったぜ」
偵察を終えて戻ってきたデュオが答える。
「何十隻もいたな」
「何十隻か」
ヘンケンはそれを聞いて顔を険しくさせる。
「しかも通信を傍受したが」
トロワも言う。
「核ミサイルを搭載しているようだ」
「何っ、核をか」
「そうだ。プラントに向けて放つつもりのようだ」
ウーヒェイが答える。
「おそらくはコロニーごとプラントを消し去ろうとしている」
「プラント自体をか。そこまで考えているとは」
「どうします?」
カトルが問う。
「このままですとプラントは」
「わかっている。ブライト艦長」
「はい」
ブライトはヘンケンの言葉に応える。
「言うまでもありません。すぐにプラントに向かいましょう」
「そうだな。そしてティターンズはプラントの何処に向かっている?」
「ヤキン=ドゥーエ」
ヒイロが答える。
「奴等はそこに向かっている」
「まずは要塞を、ですか」
タリアがそれを聞いて呟く。
「では我々もそこへ。道案内は務めます」
「わかった。ではすぐに行こう」
「了解」
こうしてロンド=ベルも動いた。既にプラントでもティターンズの動きは察知されていた。
「ティターンズが来るか」
「ええ」
パトリックに幕僚達が報告している。パトリックも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ