暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百三十八話 愛の勝利!!石破ラブラブ天驚拳
[3/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「いよいよですな」
「レインを・・・・・・」
「それがどうかしたのですか?」
抗議の目を向ける博士にしれっとした様子で返す。
「貴方は既に娘を裏切ったではないですか。違いますか?」
「あれは」
「貴方は全てを裏切った。親友を陥れ祖国を裏切った」
ドモンの父を陥れたことである。そのことで本国に収監されたのだがウルベによってここに連れて来られたのである。二人は何処までも共犯になっていた。
「今更娘なぞ」
「だが私はレインを」
「諦めなさい」
しかしウルベの言葉は冷酷であった。
「貴方も私ももう道はないのですよ。世界をこの手に収めるしかね」
「私は世界なぞ欲しくはない」
博士は苦い声で言った。顔を俯けて。
「ただ嫉妬していた。それだけだ」
「しかしその嫉妬が醜い罪を生んだ」
ウルベはそれがわかっている。わかっていてやったのである。だから彼には迷いがなかったのだ。そこがミカムラ博士と違っていた。
「違いますかな」
「それはわかっている」
俯いたままウルベから顔を背けさせた。
「だが私はそれでも」
「諦めなさい」
ウルベはまた言った。
「もうすぐ世界が手に入るというのに。この私の中に」
「勝手にすればいい」
そう吐き捨てた。
「それが君の望みならばな。それで」
そこまで言ってその場を後にする。一人残ったウルベは邪悪な笑みを浮かべていた。
「さあ来るのだロンド=ベル」
仮面を外す。するとそこにはDG細胞があった。
「この時の為に私も己を鍛えてきたのだからな」
全身をそのDG細胞が覆っていく。見る間におぞましい姿に変貌していく。
「フフフフフフフ」
彼はその中で笑っていた。
「フハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
哄笑がコロニーの中に木霊する。彼は今ロンド=ベルを待ち受けていた。
ロンド=ベルは程なくコロニーに到着した。すぐに周辺を押さえる。
するとデスアーミー達がコロニーから出て来た。ブライトはそれを見てすぐに指示を出した。
「すぐに攻撃にかかれ」
「了解」
皆それに応える。そして攻撃に入った。
まずは主だったメンバーがデスアーミー達を引き付ける。その間にシャッフル同盟はコロニーの中へ切り込んでいく。
「よし、行け!」
豹馬が彼等にエールを送る。
「行って囚われのお姫様を救い出すんだ!」
「わかっていますよ」
ジョルジュがそれに頷く。彼は微笑んでいた。
「そしてこの戦いを終わらせます」
「必ずな」
アルゴも言う。
「だからさ、豹馬の兄ちゃんも」
「側にいるお姫様を離すんじゃないぜ」
「!?」
しかし豹馬はそんなサイシーとヂボデーの言葉に目を丸くさせた。
「お姫様?誰のことだ、そりゃ」
「そりゃって御前」
「わからないの?」
ヂボデーとサイシーもこれ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ