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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十一話 強襲、砂漠の虎
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              第百十一話 強襲、砂漠の虎
ロンド=ベルは北アフリカに降り立った。そこで無事キラとストライクも回収することが出来た。
「で、どうなのさキラの具合は」
ジュドー達がアークエンジェルに来ていた。そしてミリアリア達に問う。
「さっき寝ついた所よ」
「お医者さんの話じゃ内臓も異常なし。ちょっと熱にやられただけって話だ」
ミリアリアとトールが彼等に説明した。
「確かにストライクには単独で大気圏に突入出来る機能も装備されていたけど」
カミーユはそれを聞いて首を傾げさせる。
「それを訓練も無しに実戦で使用して、しかも成功させるなんて」
「昔のアムロさんみたいですね」
「俺か」
「はい」
カツはアムロに顔を向けて言った。
「何か。そっくりに思えます」
「確かにな」
アムロ自身もそれに頷いた。
「俺もあの時はかなりの無茶をやった。今思うとぞっとするな」
「アムロさんでも」
「普通は出来ることじゃない。だからわかるんだ」
アムロは自身の体験と重ね合わせて述べる。
「それだけのセンスが彼にはある。それに」
「それに?」
「彼の場合コーディネイターであることも理由になるだろうな」
「確かに坊主は適切な操作でストライクを降下させましたが」
マードックがそれを受けて述べる。
「コクピット内の温度は我々では助からないレベルまで上昇していました」
「そんなので大丈夫だなんて」
ビーチャがそれを聞いて言う。
「まるでヒイロ並の頑丈さだね」
「そうだね、本当に」
イーノがモンドの言葉に頷いた。
「だがそれはアムロ中佐やカミーユが言った通りコーディネイターであるが所以だ」
ヒイロがモンド達に応える。
「俺が調べた所ではコーディネイターは遺伝子操作によって死病から解放されているそうだ」
「撃たれりゃ死ぬし熱も出すが、その身体機能でそういったリスクは俺達より遥かに少ないんだとさ」
デュオも言った。
「そうした意味では強化人間に近いな」
ウーヒェイも述べる。
「ふ〜ん、人間としてのスペックが違うってわけね」
エルがそれを聞いて腕を組んで頷く。
「そうみたいね。何か」
「まるでファーストみたいじゃない」
ルーとアスカが続けて述べた。
「私はコーディネイターじゃないわ」
(似たような存在のくせに)
アスカは心の中ではそう思ったがそれは否定しなかった。
「ま、性能が違う故に一部のナチュラルはコーディネイターを恐れるのさ」
マードックがまた述べた。
「だからブルーコスモスの強硬派もな。ティターンズへ行ったんだよ」
「その気持ち、少しだけわかるような気がします」
「おいカツ」
カミーユはふと出たカツの言葉に反応を示した。
「御前、一体何を」
「人として基から違うんでしょ。そんな
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