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スーパーヒーロー戦記
第28話 ウルトラセブン暗殺計画
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 誰もが衝撃を覚える光景であった。そして、そんな彼等に語りかけるような不気味な声が聞こえてきた。
 その声は間違いなくガッツ星人であった。勝ち誇ったような声色で其処に居るガーディアンズメンバー達に言い放ってきたのだ。

【地球人に告ぐ。貴様等の希望、ウルトラセブンは我等ガッツ星人の手に落ちた】
「なんだと!」
【貴様等の希望の象徴、ウルトラセブンは、夜明けと共に処刑する! その時までかつての英雄の雄姿をその目に焼き付けておくが良い! フハハハハハハハハッ!】

 不気味な笑い声が辺りに木霊していた。皆誰もが十字架に掛けられたセブンから目が離せられない状況になってしまっていた。

(ダンさん……どうすれば、どうすれば助けられるの? このままじゃ、ダンさんが殺されてしまう)

 目の前に捕らえられたウルトラセブンを見てフェイトは勿論、誰もがそう思っていた。
 何としてもセブンを助けねばならない。
 だが、今はどうする事も出来ない。もしあれもガッツ星人の罠だった場合助けに行った途端皆捕まりお陀仏となる。今は悔しいが撤退し作戦を練るしかない。
 だが、同時に時間も余りなかった。
 ガッツ星人は言っていた。夜明けと共に処刑すると。
 そして、今は日没時。次の朝の夜明けにはセブンは殺されてしまう。
 つまり、セブンの命は後十数時間しかないと言うことになる。
 急がねばならない。間に合わなかった場合、ウルトラセブンは永遠に帰ってこなくなってしまうのだから。




     つづく
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