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第六話 ビーストテイマーの少女
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「ピナ・・・私を一人にしないで・・・ピナァァ!!」

それを見ていたキリトとシュウはそれぞれの得物を背中にしまうとその少女に近寄る。羽を見たシュウは疑問を少女に問いかける。

「・・・お嬢さんは『ビーストテイマー』なのか?そして・・・その羽は」

「はい・・・私の大事な・・・」

「すまなかった。君の大切な友達・・・助けられなかった」

キリトがシュウの代わりに謝罪するが、それを少女は首を横に振る。

「いえ。私が悪いんです。一人で森を抜けられるって、思い上がって・・・助けてくれて、ありがとうございます」

その少女にシュウは笑顔を見せながら近寄り、膝を付く。

「その羽にはアイテム名がないか見てもらえるかい?」

シュウに促され、少女はその羽の名前を確認すると『ピナの心』と言う名前があった。それを見たシュウはまだ希望があることを伝える。

「大丈夫だ、お嬢さん。心が残っているなら、まだ蘇生の可能性がある!だよな?キリト」

「ああ!!」

「ほ、本当ですか?」

「確か、第47層の南にある『思い出の丘』と言う場所の頂上に使い魔蘇生用のフラワーアイテムがあると聞いた事がある」

シュウの言葉に少女は笑顔を零すが47層と言う言葉に再び顔を曇らせる。そしてキリトが続ける。

「俺達が行ってきても良いんだけど、主人が行かないと咲かないらしいんだ」

「情報だけでも嬉しいです!頑張ってレベル上げすれば何時かきっと・・・」

「これはあまり言いたくなかったんだが・・・使い魔を蘇生できる時間は死んでから3日間だけだ。それ以降は不可能になってしまうんだ、お嬢さん」

「そんな・・・ピナ・・・」

少女は希望を失いかけてした。それもその筈だ少女のレベルは40前半、とても3日では47層に行く事は無理に等しかった。しかしキリトとシュウは諦めていなかった。

「大丈夫だ。まだ3日もある」

「だな。可能性はゼロじゃないぜ」

「えっ?」

そう言うとキリトとシュウはお互いのアイテム欄を開き、その少女が装備できる最高の装備を転送した。

「この装備ならレベルを少し底上げできる」

「そして俺とキリトが一緒に行けば、何とかなるだろうな」

そこまでしてくれるキリトとシュウが少女には疑問な点だった。

「あの・・・どうしてそこまでしてくれんですか?」

「「うっ・・・」」

その言葉に二人は言葉を詰まらせる。そして顔を見合わせ、頭を掻きながらキリトが少女に尋ねる。

「笑わないって約束してくれるなら、教える」

「笑いません!」

「・・・君が妹に似ているから」

そしてシュウは頬を掻きながら・・・

「俺も似たようなモンだな。危なっかしい奴は放
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