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ドリトル先生の落語
第七幕その五

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「全く違うね」
「正直やすしさんの人相悪くないね」
「目が温かいこともあるけれど」
「それに対してあの人はね」
「何か嫌そうだね」
「お笑いであんな人相だとね」
 それこそというのです。
「問題外だよ」
「そういえばテレビに出ているお笑いの人も」
「目が笑っていない人はそうだね」
「人相よくないね」
「よく見たら」
「ああなるんだよ」
 本当にというのです。
「人相はね」
「そうだよね」
「人間ああなると駄目ね」
「お笑い以前に」
「そうなると」
「そうだよ、ふんぞり返って偉そうにお説教して」
 その人の様にというのです。
「何が面白いのか」
「そうだね」
「しかも流言飛語まで言って」
「それでどうしてお笑いか」
「成り立たないね」
「あの人は感染症の患者さんが増えてオリンピックが中止になるって喜んでいたこともあったけれど」
 尚オリンピックは開催されました、無事に。
「自分の出来事はネタにしてもね」
「そんなことを喜ぶとかね」
「お笑いにならないし」
「そもそも人間として最低の行為で」
「絶対に駄目だね」
「うん、ネットで物凄く批判されていて」
 そしてというのです。
「嫌われてるけれどね」
「それも当然だね」
「そうなることも」
「面白い面白くない以前で」
「人として最低だから」
「ああした人が出ていることもね」
 このこともというのです。
「今の日本のテレビの問題かな」
「そうだよね」
「クレーム殺到しそうだけれどね」
「そんな風だと」
「もうね」
「幾ら大御所になっていても」
 そう言われる立場にというのです。
「ああなるとね」
「どうにもならないね」
「まさに反面教師ね」
「お笑い以前に人間として」
「そうなっているね」
「そうだよ、偉そうにしていて流言飛語を言い回って」
 そしてというのです。
「大勢の人が困っていることから自分がそうなって欲しいことが起こると喜ぶとかね」
「もうおしまいだね」
「人間として」
「そう言ってよくて」
「一度自分を見詰めなおすべきね」
「お笑いは常に自分の芸もね」
 それをというのです。
「振り返って本当に面白いか」
「それをだね」
「確かめてやっていかないと」
「さもないとだね」
「よくならないね」
「この人が自分を振り返っているか」
 今お話している人がというのです。
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