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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百五十五話 桜原カエデ その1
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第二百五十五話 桜原カエデ その1

桜原カエデと石間コウイチに人知を超えた力である、狂撃波動を与えた男、断罪王・闇崎ムツト。
カエデは自分とコウイチよりも上位の存在である断罪王の力を手に入れるために、断罪王そのものを自らの体内に吸収した。
こうして、断罪王・桜原カエデが誕生した。
その一方で、石間コウイチと奈良見ルナは桜原カエデが狂撃波動と武力で占拠した国会政議事堂に向かっていた。
「石間さぁ〜ん、いくらここが都内でも、やっぱり徒歩で国会政議事堂まで行くのはやっぱキツイっすよ〜」
「しょうもねぇこと言っている暇あるなら足動かせぇ!とっととカエデを止めねぇと、米軍が本格的に都内に進軍を開始しちまうんだぞぉ!」
そう、桜原カエデが率いる『孤影』によって、国会政議事堂にいた国のリーダーと、国民の血税を搾取して豪華な暮らしをしていた、その金魚のフン共は全員殺されてしまった。
国のリーダーを失い、指揮系統を完全に失った警察や自衛隊は、この緊急時でさえも動くことができない。
そして、この国を影から支配している米軍はこの自体を解決するために、『孤影』殲滅のために武力侵攻の準備を始めていた。
それは日本そのものが戦場になることを意味していた。
そうなれば、当然、国民全体がその戦火の犠牲になるということだ。
つまり、米軍が日本国内に侵攻を開始するまでに、石間コウイチがカエデを止めることができなければ、日本が戦場になってしまうのだ。
上空から黒いビームのようなものが降ってくる。
黒いビームは地面に衝突し、その衝撃によって発生した煙が石間コウイチと奈良見ルナの視界を覆う。
そして、煙の向こうには、桜原カエデが立っていた。
「なんだよ...まさか、そっちから、ぶっ飛ばされにくるとはなぁ...正直助かったぜ...」
「コウイチ...悪いけど、無駄話をしている暇はないのよ...あなたを倒しても、私には米軍と戦う運命が待っているのだから...」
「この気配...お前、断罪王を取り込んだのか?」
「その通りよ、今の私はあの破壊神オルトロスに選ばれた断罪王オルトロス・闇崎ムツトと一つになり、その力を得た。この力があれば、私はこの世界から人類を一人残らず消すことができる...」
カエデの背後から狂撃波動で構成された黒い触手が無数に放たれる。
触手は奈良見ルナの全身を捕らえる。
「石間さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん?」
「バカね、コウイチ...どうして、わざわざ、この女を連れてきたの?とりあえず、コウイチ、もう一度、私に忠誠を誓えば、この女の命を助けてあげてもいいわ...」
「お前は俺を殺しに来たんじゃないのか...」
「ええ、最初はそのつもりだった。だから林マスニをあなたのもとへ刺客として向かわせた。でも、あなたは生き延びてしまった
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