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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百五十五話 桜原カエデ その1
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...おかげで、ますますあなたに興味が出てきたわ...」
「人類を滅ぼそうとしているお前がが今更、どうして仲間を求める?」
「よく言うじゃない、世界が滅亡する日、あなたならどうする?って...私はね、あなたと二人で世界最後の人類になって、あなたと二人で心中したいだけ...」
「石間さんとカエデさんやっぱり付き合ってたんですか!」
「うるせぇ!そんなわけねぇだろォ!奈良見ィ!つーか、おめぇよく人質に取られた状態でそんなこと言えるなァ?」
「そうね...あなたの助手は大した度胸ね...それでコウイチ、あなたの答えは...」
「今さら、こんなこと言うのは自分勝手だと思ってるが、あえて言わせてもらう、俺はお前を殺したくない...」
「うん...」
コウイチの言葉にウブな少女のように答えるカエデを見て、奈良見は思う。
(これ、もしかして)
「ガキの頃、お前に拾われなかったら、俺は今日まで生きていなかったと思う...」
「うん...」
(これ、もしかして、石間さんとカエデが幸せなキスしたら、なんか色々一件落着する感じのアレじゃね?そうすれば私の命も助かるかもだし!)
「でもなァ!俺はどちらかといえば、巨乳派だァ!おめぇみてぇな中途半端なバストの女は異性として見れねぇんだよォ?あと俺、チキン南蛮、キライ!あの甘いのか、しょっぱいのかはっきりしない味がキライ!」
(石間さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんッ?)
まるで、思い人にフラれた少女のように涙を流し、頬を膨らませるカエデ。
奈良見は思う。
(私、今、いったい何を見てるんだろう...)
その隙に、コウイチは狂撃短刀で、奈良見ルナの全身を捕らえている触手を切り裂く。
そして、触手から解放された奈良見の全身を両手で受け止めるコウイチ。
偶然とはいえ、コウイチが奈良見をお姫様抱っこしている構図がカエデの中の怒りをますます大きくする。
「あ〜あ、石間さんがカエデちゃん泣かした〜!」
「お前もう一度、カエデの人質になってくるか?」
コウイチにフラれたカエデは号泣しながら地面に向かって何度も地団太を踏んでいる。
「石間さん、カエデなんかキャラ崩壊してませんか?」
「いや、アレが素なんだよ、実は、繊細なのアイツ」
「そう...コウイチは私より、その女を選ぶのね...?」
「勝手に誤解すんなァ?そして俺に好かれたかったら、もうこれ以上、世界全体に迷惑をかけるなァ?」
カエデの表情が急に真剣になる。
「ぐすっ、ぐすっ...今のはただの、お、お芝居...別に全然悲しくなんてないんだから...」
「うそつけェ!」
「とりあえず、後悔させてあげるわ...私の好意を拒絶したことを...」
桜原カエデの衣服が粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆い、全身が巨大化
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