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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第50話:新兵器登場
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い。どうせ,人数分揃うのに
 時間がかかるから,実戦投入までにそれくらいの余裕はある」

俺はそう言ってはやての方を見た。
はやては,腕組みをして考え込んでいたが,しばらくして顔を上げると
俺の顔を見て,頷いた。

「ええやろ。報告書を見る限りは有用なんは間違いないしな。
 そやけど,フォワード陣への訓練に導入するまでに十分問題点を出しといて」

「了解。じゃあなのは。今日中にはAMFCのシステムへの実装が終わるから
 とりあえず1回目のテストに付き合ってくれるか?」
 
「いいよ。明日なら時間とれるし」

「了解。じゃあな,はやて」

「はいはい」



・・・翌日。
朝の訓練を終え,朝食を食べた俺となのはは,訓練スペースに来ていた。
訓練スペースの前ではすでにシャーリーが準備を進めている。

「お待たせ。シャーリー」

なのはがシャーリーに声をかけると,シャーリーが俺達の方に振り返った。

「あ,なのはさんにゲオルグさん。準備はできてますよ」

「了解。じゃあ,早速始めますか」

「うん」

そう言うと,俺となのははデバイスをセットアップし,訓練スペースに入った。
今は,機能のテストなので建物のようなものは特に出していない。

「シャーリー,まずはAMFを最大強度で」

『了解です・・・いいですよ』

その声を聞いた俺は,レーベンに魔力を纏わせようとする。
が,魔力結合ができずレーベンに魔力を纏わせることができない。

なのはの方を見ると,魔力弾を生成しようとしているようだったが,
やはり生成できないようだった。

「すごいね。まったく魔力結合できないよ」

「だな,まだ実戦ではこれだけのAMFに出くわしたことはないけど」

なのはと言葉を交わすと,俺はシャーリーに呼びかけた。

「AMFは問題なし。AMFC起動」

『了解・・・どうぞ』

シャーリーからの返信を受けて,俺はもう一度レーベンに魔力を纏わせる。
今度は,レーベンが俺の魔力光で青黒く光る。

そのとき,なのはが魔力弾を前方に飛ばした。
なのはの魔力弾は途中までは形をとどめていたが,10m程先で四散した。

「見た?」

なのはの声に俺は小さく頷く。

俺は,右手を前にかざすと,砲撃魔法を撃った。
俺の砲撃魔法は,5mくらいまでは元の太さを保っていたが,
そこから先はだんだん細くなり,20mくらい先で完全に消えてしまった。

「こうなるんだね」

「ああ。原理から言ってこうなるのが当然なんだけど,実際に見ると驚くな」

『お2人ともどうですか?』

「システムは問題なく機能してるみたい」

『じゃあ模擬戦モードにしますね』

シャー
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