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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百十五話 超地球救済戦記 断罪王ORTHOROS〈オルトロス〉カーペットにしわを作るなと言う女はもう、家にカーペットを敷くのをやめろ!人間が二足歩行の生き物である以上、カーペットにしわを作らずに歩行できるわけねぇだろ!
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思ってる頭のおかしい奴らだ!つまり相手は神じゃなくてただの人間だ!人間相手にビビる必要がどこにあるんだ!」
「でも、ゼェイジグゥアーとデエンノヴォーがその気になれば、刑察だけじゃなくて軍隊だって出動するかも、そうしたらいくらあんた達THE翼が銃持ってたって、勝ち目はないよ」
「勝ち目はあるさ、見ろよコレを」
THE翼のメンバーの男が俺に一つの銃を見せてくる。
「この銃の名前は『黒双銃オルトロス』、どうだ、かっこいいだろう!」
黒色で銃口が横に二つある!これが黒双銃オルトロス!
オルトロスって確か、神話に出てくる頭が二つある犬のことだよな。
「でも、この銃一つでいったい何ができるんだよ?」
「俺たちがぶっ殺した研究所のやつらが言うにはこの銃は遥か古代の遺跡で見つかって、選ばれし者が銃のトリガーを引くと、黒双銃オルトロスから究極の破壊神が出てくるらしいぜ!すげーだろ!」
「そんなの、絶対嘘だって!」
「うそじゃねぇよ!遺跡にはオルトロスから解き放たれた破壊神があらゆる文明を何度も破壊してきたって記してあったって研究所のやつらが行ってた。少なくとも、研究所のやつらがこの銃を研究してた時点でこれがただのオカルトグッズじゃないってことが証明されてる」
「でも選ばれし者が見つからなきゃ、意味ないじゃないか!」
「そんなの、この包囲網を突破してすぐに見つけ出してやるさ!」
「それができないから、あんた達THE翼は聖少年刑務所に立てこもって俺たちを人質にとったんだろ?」
「うるせぇ!ガキは黙ってろ!」
その時だった、天井が崩落してきたのは。
「うおおおおお!こりゃあ、軍隊の空襲だ!やつら!俺たちごとこの刑務所の人間を殺すつもりだ!」
そして気が付けば俺は瓦礫の山の中にいた。
背中に人間の体温を感じる。
首を後ろに回すと、俺の背中に覆いかぶさっていたのは、さっきまで話していたTHE翼のおっさんの死体だった。
俺はTHE翼のおっさんのおかげで瓦礫の下敷きにならずに済んだのだ。
でも、周りは真っ暗で、瓦礫の山が邪魔で外に脱出できる可能性はほぼない。
俺はこのまま、この瓦礫の山の中で餓死するしかないのか?
『生きたいか?』
どこからか、声が聞こえてくる。
よく見ると俺の目の前におっさんが落としたと思われる黒双銃オルトロスがあった。
「銃がしゃべっている?お前がおっさんの言っていた究極の破壊神なのか?」
『その通りだ、お前が真の社会不適合者ならば、我をこの銃から開放できるはずだ』
「お前を開放すれば俺は死なずに済むんだな?」
『その通りだ、引け!トリガーを!』
「ああ、もうこうなればやけくそだ!」
俺は黒双銃オルトロスのトリガーを引いた。
オルトロスに触れた瞬間に俺の脳内に3文字の言葉がおぼろげながら浮かんできた。

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