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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
西ゼムリア通商会議〜インターバル・中篇〜
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同行させてでも自分達を”先鋒”にして欲しいという訴えをした情報も入ってきている。その件も考えると恐らくはミルディーヌ様の推測通りであろう。」

「………ッ!!」

「そ、そんな………それじゃあ、学院長の二の舞だよ………」

「むしろ、学院長の時より惨いだろ。同じ”第四”であるナイトハルト教官達の手によって討たれる事を望んでいるかもしれないんだからな、エリオットの親父さんは………」

「……なるほどね。そんなクレイグ将軍の望み通りナイトハルト教官達の罪を軽くするためにも、ノルティア領邦軍にも”先鋒”を務めてもらってナイトハルト教官達の被害を可能な限り抑える事も考えているようだね、ミュゼ君は……」

「確かに戦力が多ければ多いほど、味方の負担が減って被害も少なくなるだろうね。」

ミルディーヌ公女の話とミルディーヌ公女の話を捕捉したオーレリア将軍の話を聞いたエリオットは辛そうな表情で唇を噛み締め、悲痛そうな表情で呟いたトワの言葉にクロウは複雑そうな表情で指摘し、複雑そうな表情で呟いたアンゼリカに続くようにフィーは静かな表情で呟いた。



「おい、ゆるフワ女。テメェが想定している投降した連中やクロイツェン州を焼いた連中の考えを口にしたが、肝心の今回の戦争の”元凶”――――――投降した連中の行動を許した”鉄血”の思惑は口にしていねぇぞ。この期に及んで出し惜しみをするつもりか?」

「別に出し惜しみをしているつもりはございませんが………そもそもオズボーン宰相の件に関しては”今回の投降の件をオズボーン宰相はまだ把握できるような状況ではない可能性も考えられます”ので、”盤面を見るまでもない推測”かもしれませんわよ?」

「え………”オズボーン宰相が第四の離反を把握できるような状況ではない可能性”ってどういう事ですか……!?」

「そういえば、”大戦”の際オズボーン宰相達はロレント郊外のメンフィル大使館への奇襲に失敗した上、宰相達を撃退したメンバーにはセリカ殿達も含まれていたとの事だが………まさか、オズボーン宰相はセリカ殿達との戦いによって深刻なダメージを負った事でその回復の為に”政務すらも行えないような状態――――――つまり療養の身”か、”意識不明の重体”なのか?」

目を細めて問いかけたアッシュの問いかけに対して困った表情で答えたミルディーヌ公女の答えが気になったセドリックが戸惑っている中、察しがついたミュラーは驚きの表情で訊ねた。

「現在のオズボーン宰相の正確な状況はさすがにわかりません。――――――ですが、リウイ陛下達から伺った話によりますとオズボーン宰相はメンフィル大使館襲撃の際に”黒の騎神”を駆った状態で”ハイシェラ”という名前の”魔神”と激突し、その結果黒の騎神は件の魔神に敗北し、更に敗北した”黒の騎神
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