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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第4話『蛇と火の鳥』
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元保護国って、確か数年前に出来た統合国家よね。」
「はい。私は次元保護国の警察庁警部、フェイト・テスタロッサと申します。」
フェイトは自己紹介をする。
「こちらこそよろしくお願いしますテスタロッサ警部。」
「あ、フェイトで大丈夫です。」
「わかったわ、フェイト警部。」
凛子はフェイトに対して他の警察官に対する対応と同様の対応をするが、フェイトが名前で呼ぶように促し、凛子はそれにあわせた対応に変える。
「それで、どうしてフェイトはここにいるんですか?もしかして、晴人さんに憧れて魔法使いになりたいんですか!?」
瞬平は事情が掴めておらず、フェイトに質問する。
「いえ、この世界の仮面ライダーは魔法使いという情報を基に、魔導師の私が適材適所と判断され、今回の事件の担当になりました。」
「えぇー!?フェイトさんも魔法使いなんですか!?」
瞬平はフェイトの言葉を聞き、驚く。
「それよりも、ファントムじゃない敵か。」
「ああ、確か呼び名は魔女で問題ないんだよな?」
「はい。私も詳しく聞かされてはいませんが、魔法使いの女の子の絶望のエネルギーによって生まれると聞いています。」
輪島と晴人の会話を聞き、フェイトは補足する。
「絶望のエネルギーか。なら、あれはやっぱりキマイラの新しい餌だな!」
フェイトの話をしっかり聞いた仁藤は魔女がファントムの替わりの食料になると納得する。
「それで、晴人さんのために新しい指輪を作ってきました!」
瞬平は晴人にあるウィザードリングを渡す。
「これって…ディロード…」
そのウィザードリングはディロードの頭部を象った見た目であり、フェイトは反応する。
「ディロード?フェイトちゃんは何か知っているのか?」
「はい。それはおそらく、私の夫が変身する仮面ライダーの力を宿していると思います。」
「なるほどね。」
“シャバドゥビタッチヘンシーン…シャバドゥビタッチヘンシーン…”
晴人はディロードウィザードリングをウィザードライバーの変身用モードでスキャンする。
“ギャクサイド!”
しかし、ディロードウィザードリングは変身用のリングではなかったため、ウィザードライバーから発動を拒否される。
「なるほどね。」
“ルパッチマジックタッチゴー!”
晴人はウィザードライバーの手、ハンドオーサーを魔法発動用に切り替えて再びディロードウィザードリングをスキャンする。
“エラー!”
しかし、スキャンしたリングの効果は発動されない。
「瞬平、これ失敗作だろ。」
晴人は言う。
「いや、そんなこと無いはずだぞ?俺も隣で見ていたから、これが完成品だってわかる。もしかしたら、魔女が現れたことと何か関係があるのかもしれない。」
輪島は推測する。すると、偵察に行っていた晴人の使い魔、プラモン
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