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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
本当の力
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エックスは振りほどこうとするが泣いて謝る彼女の顔を見て力が入らなくなってしまった。
「もう・・・・・逃げたりしないから。どんなに変わろうともエックスはエックスだもん・・・・・・・・」
「オ・・・・・レ・・・・ハ・・・・・オレ?」
「アタシは、我が儘で、臆病で、肝心な時がダメなおっちょこちょいのダメマーメイドタイプだけど、これからはどんな時も貴方の傍にいる。殴られようが蹴られようが・・・・・・だって、エックスはアタシのヒーローなんだから。」
そう言うとマーティは、エックスにキスをした。
するとエックスの目が元に戻り始め、涙が溢れ出した。同時に体に取り込んでいた強化チップが火花を上げながら外れ、アーマーの色も元の白に戻った。
「俺は・・・・・・・・生きてていいのか?」
跪いたエックスは、目の前にいるマーティを見ながら聞く。マーティは、強く頷いた。
「だって、みんなエックスのことを待っているんだもん。アタシも、ゼロやケインのじいさん、みんな。」
「う、うぅ・・・・・・・・・・・」
エックスは、思わず泣きだしてしまった。そんな彼を強く抱きしめながらマーティも泣く。
「お帰りなさい、エックス・・・・・・・・・アタシの一番大切な人。」
そこへラッシュが何かを咥えて走ってきた。
『ワン、ワン!』
「ラッシュ?」
走ってきたラッシュを見てマーティは咥えていたものを取る。それは一見強化チップに見えたがどういうわけか光っていた。
「何?この強化チップは?」
強化チップは、フワッと浮くと自然にエックスの体に入り込んだ。
「い、一体何が・・・・・・」
「茶番は終わったようだな、エックス!」
「「!?」」
2人が振り向くとそこではシグマが四人を蹴散らし終えたところだった。
「ビートブード!ジャイアン!スネ夫!しずかちゃん!」
「た、隊長・・・・・」
「な、何とか元に戻ったようだな・・・・・・・」
満足そうに言うジャイアンだったが、道具の無理なフル活用もあって動けないようだった。
「クッ、クックックックッ・・・・・・しかし、正気に戻るとはな。鬼に堕ちたままの方がよかったものを。」
「シグマ・・・・・」
「そのまま2人仲良くあの世へ行くがいい!!」
シグマは、2人に向かってバスターを放つ。
『ワン!』
発射の寸前、ラッシュはバスターを避けてシグマに飛び掛かった。
「邪魔だ犬っころ!」
『ワオォン!?』
しかし、巨大なシグマの腕に振り落とされラッシュは勢いよく反対側の壁に衝突した。エックスとマーティは白い閃光に包まれていく。
(もう、誰も失いたくない!仲間を・・・・・・友を・・・・・
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