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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
奇跡と切り札
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クスは巻き込まれていく。


「ドラえもん・・・・・・・・・・・ありがとう・・・・・・・」


エックスは、シグマパレスと共に海の中へと落ちて行った・・・・・・・。






























「・・・・・・・う、うぅ・・・・・はっ!」

エックスが意識を取り戻すといつの間にか砂浜で倒れていた。前を見ると沖の方で崩壊しているシグマパレスが徐々に沈没しているのがわかる。

「俺は・・・・・いったいどうしてここに・・・・・・」

周囲に人がいる気配はなく、何かが海に飛び込んだような音が聞こえたが周りは夜であることもあってよく見えない。

「・・・・・・・・」

エックスは、握っていた四次元ポケットを見つめる。

「・・・・・・・これはドラえもんが自分の代わりとして俺に贈ってくれたものなのか? ・・・・いや、きっとそうだ」

疑問に感じるのは尤もだが目の前にある以上認めるしかない。

シグマパレスが完全に沈んだ頃、東の空からゆっくり太陽が昇り始める。

「・・・・・・・長い戦いだったな・・・・」

僅かな期間ではあったもののそれ以上に長く感じる戦い。それがようやく終わりを告げたのだ。

「・・・・・・ペンギーゴ・・・・クワンガー・・・・・ゼロ・・・・・・終わったよ。長い悪夢からようやく目を覚ましたんだ・・・・・・でも、君たちはもう二度と戻ってこない・・・・・・・絶対に君たちのことを忘れないよ・・・・・・」

























・・・・・・・・戦いは終わった。

明日になれば、再び平和な朝が訪れる事だろう。

しかし、傷つき倒れ、夜の闇へと消えていった者達が、その朝を迎える事は決してない。

ひとり立ちつくすエックスの姿は、その日差しに照らされて、今にも消えてしまいそうに見えた。

何故戦わなくてはならないのか?

誰もエックスにそのことを教えてはくれない。

休む間もなく、どこかでイレギュラー達が発生し、再び彼は戦いの渦へと巻き込まれていくのだろう・・・・・

優しさを捨て切れぬイレギュラーハンター エックス。

彼の戦いは、どこまで続くのであろうか?

彼の腕に冷たく光る、亡き友ゼロのバスターの輝きと共に・・・・・・

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