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ロックマンゼロ〜救世主達〜
SS:緑色の風
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くイレギュラーハンターであり、精鋭部隊の隊員の一人だ。これくらいのことは普通に出来て当たり前だ。大体お前は無計画過ぎる」

「別に良いじゃねえか。おめえみてえにギッチギチに予定詰め込んでその通りに動くなんざ俺の性には合わねえ」

「お前と言う奴は…!母上の前で情けないと思わないのか!!」

「ああ!?お袋は関係ねえだろ!大体おめえは細けえことをネチネチネチネチ言いやがって!!」

「ふわあ…」

初めて見る二人の口喧嘩にルインは呆然としている。

「あーあー、またキザ坊やと戦闘馬鹿がじゃれあってる。本当に子供なんだから。お母さん、こいつらのことは気にしなくていいわよ。いつものことだから」

「へー、いつものこと…仲良しなんだねぇ」

のほほんと言ってのけるルインにレヴィアタンは苦笑した。

「お母さんって時々凄いなって思うわ」

「そう?ありがとねレヴィアタン。二人共ー、仲良しなのは良いけどハルピュイアはそろそろ練習しないといけないよ。」

「っ!も、申し訳ありません母上」

「良いよ、気にしなくて良いから。」

頭を下げるハルピュイアにルインはのほほんと言う。

そしてファーブニルに振り返ると笑顔を浮かべた。

「ファーブニル、明日は一緒に何かやろうね。今日付き合えなかったからトレーニングでも何でも付き合うよ」

「ホントか!?約束だぜお袋!」

「勿論、それじゃあファーブニル、レヴィアタン。またね」

「おう」

「キザ坊や〜頭から地面に激突しないようにね〜お母さん、キザ坊やをよろしく〜」

「誰がするか!!」

レヴィアタンのからかいの言葉にハルピュイアは怒鳴りながらルインと共に屋上へ向かう。

「ふふ、ファーブニルもレヴィアタンも元気になって良かったよ」

「見苦しいものをお見せして、申し訳ありません母上…」

「そんなことないよ、ああいう風に本音を叩き合えるのはとても素敵なことだと思う。私はゼロがお兄ちゃん代わりだったけど、やっぱり他人だからどうしても一線引いちゃうんだよねぇ…ハルピュイア達は本当の兄弟なんだよ?さっきの喧嘩も君達の会話の一つなんだと思うから…」

HXアーマーに換装しながらルインは微笑ましげにハルピュイアを見つめる。

「いつか、私達がいなくなっても君達がいる。私やエックスやゼロも結構長生きだしね。色々なことが片付いたらそろそろ引退しないといけない…年寄りを邪険に扱うのもあれだけど、年寄りがでしゃばり過ぎるのも良くないもんね」

「母上…」

「私達みたいな古い風はもう世界には必要ない、今必要なのは…君達みたいな若い風…全てが片付いたら、君達やシエル達が世界を引っ張っていくのを見守っていきたいな…多分エックスもゼロも同じ
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