暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第33話『凪風流の未来』
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こんなことは話さない。だから、凪風の拳に誓って、信じてほしい。」
「…わかりました。当主の考え、この流夜が受け継ぎます。」
「それでは、家を頼むぞ、流夜。」
雅は握手を求める。
「任せてくれ、兄貴。後からやっぱり返してくれなんて言うなよ?」
流夜は、その握手に応じる。すると、
「なんだよ。つまらねぇな。」
そんな声が響きわたる。
「誰だよ!」
流夜は警戒する。
「この声、どこかで聞き覚えが…」
雅は声の主にどこか違和感を感じる。すると、黒く禍々しい光と共に一角の異形が姿を見せる。
「どこかで聞き覚えがあると思えば、お前は…バアル!?」
そう、異形の正体は雅にディロードライバーを渡し、装填の守護者にした張本人、バアルであった。
「久しぶりだな、装填の守護者。お前と父親の戦い、見てよかった。本当、愉しませてもらったぜ。それに引き換え、弟相手に温情をかけて、情けない。」
「バアル、ディロードの力をどう使うかは、全て僕は決める。」
雅はディロードライバーを装着する。
「馬鹿め。ディロードライバーは我々堕天一族の宝具。その力、返してもらうぞ!」
バアルは剣を向ける。しかし、
「何故だ!何故ディロードライバーが戻ってこない!」
バアルは慌てる。すると、
『何やら騒がしいと思えば、堕天一族の中堅騎士か。我はすでに自由の身。お前達に支配など出来ぬ。』
ディロードライバーからディロードドラゴンが語りかける。
「まさか、よく見ていなかったうちにディロードドラゴンが解放されていたのか!?だとしたらヤバいぞ!」
バアルは慌てふためく。
「バアル、僕達家族のこと、よくも笑ったな!」
雅はディロードのライダーカードを取り出す。
「兄貴、協力してやるぜ。俺も馬鹿にされて腹が立っている。」
流夜もディケイドライバーを装着してライダーカードを取り出す。すると、
「皆さん、その必要はありません。」
穏やかな男性の声が聞こえると、禍々しい暗黒の魔法陣が出現し、そこから12枚の翼を持つ騎士が現れる。
「あなたは…?」
雅は騎士に質問する。すると、
「ルシフェル様、どうしてここに!?」
バアルは驚く。
「バアル、あのディロードライバーがどうしてこの人間界にある。いや、お前が楽しみ半分で持ち出したことは知っている。あれはかつて人間界で大ショッカーという組織が能力の模倣を図ったことで門外不出の封印指定をかけた。」
騎士はバアルに対して言う。
「皆さん、バアルがご迷惑おかけしました。私は堕天一族の騎士王、ルシフェルといいます。ただいまバアルを裁きますので、お待ちください。」 
ルシフェルは雅達に名乗り、抜刀する。
「ちっ、このまま殺されてたまるか!こうなったら、お前達、蘇れ!」
バアルはドラゴンロードの再生怪人軍団を更に再生さ
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