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雲に隠れた月は朧げに聖なる光を放つ
第四話 奈落の底
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‥‥頼むぞ。フューチャータイム!」

再び時計の針が動き始める。と同時に、聖の姿も変わり始めた。ただし、透けてはいない。はっきりと、身体を残している。


聖を青白い光が包み込む。俺は、体力の限界で膝をついた。


やがて、光が晴れる。そこには‥‥‥。


整った顔、セミロングで少し茶色の髪、モデルのようなスタイル。


そして‥‥全てを優しく包む瞳をゆっくりと開けた。


かつて、最愛だった人



今でも、大切な人



守れなかった人




されど、その身体ここに甦る‥‥。



俺は、彼女の名をそっと呟いた‥‥。


「聖‥‥」
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