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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第50話
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〜隠れ里エリン・ロゼのアトリエ〜

「”焦土作戦”…………?一体どういうものなのだ…………?」
「しかも帝国正規軍がクロイツェン州で行ったらしいですけど、一体正規軍はクロイツェン州で何をしたんですか…………?」
初めて聞く言葉に戸惑ったガイウスは不思議そうな表情をし、トワは不安そうな表情で訊ねた。
「馬鹿な…………”焦土作戦”だと!?レン皇女殿下、本当に帝国正規軍は”焦土作戦”をクロイツェン州で実行したのですか!?」
一方”焦土作戦”がどんな内容であるのかを知っていたミュラー少佐は信じられない表情で声を上げた後、厳しい表情でレンに訊ねた。
「ミュラー、”焦土作戦”とは一体どんな内容なのだい?」
その様子を見たオリヴァルト皇子は表情を引き締めてミュラー少佐に訊ねた。

「…………”焦土作戦”とは、『戦争等において、防御側が、攻撃側に奪われる地域の利用価値のある建物・施設や食料を焼き払い、その地の生活に不可欠な公共施設の利用価値をなくして攻撃側に利便性を残さない、つまり自国領土に侵攻する敵軍に食料・燃料の補給・休養等の現地調達を不可能とする戦術及び戦略の一種』だ。」
「な――――――」
「何ですって!?」
「ちょ、ちょっと待ってください!それじゃあ帝国正規軍が自分達の手で帝国領であるクロイツェン州をケルディックの時のように焼き討ちしたという事になりますよ!?」
重々しい口調で答えたミュラー少佐の説明にアリサ達がそれぞれ血相を変えている中アルゼイド子爵は絶句し、サラは厳しい表情で声を上げ、マキアスは信じられない表情で声を上げた。
「クスクス、むしろ”焼き討ちすらも生温い”と思えるくらいの本来の焦土作戦”よりも非道な事をしているわよ?帝国正規軍はクロイツェン州全土の町や都市から、『貴族、平民関係なく利用価値のある物資や食料を全て徴収した上、徴兵予定の男性達を強制連行した上でケルディックを除いたクロイツェン州の町や都市に火を放って、クロイツェン州全土を火の海にした』のよ?――――――ああ、ちなみに実行した正規軍は”第四機甲師団”よ。」
「せ、正規軍が『貴族、平民関係なく利用価値のある物資や食料を全て徴収した上、徴兵予定の男性達を強制連行した上でクロイツェン州全土を火の海にした』って…………!」
「”獅子戦役”でのオルトロスの陣営が行っていた非道さを思い出す程の外道な戦術じゃな…………」
「しかもそれを実行した機甲師団が第四機甲師団だったなんて…………」
「そ、そんな………信じられません!幾ら帝国政府の命令だからって、父さん達が――――――第四機甲師団はそんな非道な事はしません!何かの間違いじゃないんですか!?」
小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンの説明を聞いたアリサは信じられない表情で声を上げ、ローゼリアは重々しい口調で呟き、
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