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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第50話
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エマは不安そうな表情で信じられない表情で声を上げて反論するエリオットに視線を向けた。

「嘘だと思うんだったら、実際に”現場”にいてそれを目にしたそこにいる”C”に聞けばいいじゃない。」
「ええっ!?クロウ君が…………!?」
「…………クロウ、今の話は本当なのかい?」
エリオットの反論に対して答えたレンの指摘を聞いたトワは驚いてクロウに視線を向け、アンゼリカは真剣な表情でクロウに訊ねた。
「ああ…………その件に関しては”殲滅天使”は嘘は言っていねぇ。エリオットの親父さんやナイトハルト教官も”焦土作戦”の指揮をしていたぜ…………」
「そ、そんな…………父さんが本当にそんな酷すぎる事を…………」
「バカな…………っ!?俺が…………安易に治安維持を正規軍に頼ったばかりに、クロイツェン州が…………っ!」
「エリオット…………ユーシス…………」
複雑そうな表情で答えたクロウの答えを聞いたエリオットは愕然とし、ユーシスは声を上げた後辛そうな表情で顔を俯かせて身体を震わせ、二人の様子をガイウスは心配そうな表情で見守っていた。

「クラウス達は――――――私と父上の代わりにレグラムを任せていたアルゼイド流の門下生達はそのような非道を絶対に許さないはずです!まさかクラウス達の身にも何かあったのですか!?」
「それにレグラムにはトヴァルの代わりにレグラム支部の受付をしているハインツもいるわ!今回正規軍が行った”焦土作戦”はどう考えても、遊撃士協会が掲げている規約にも触れるから、ハインツも正規軍に”焦土作戦”の中止を要求するはずよ!」
我に返ったラウラは血相を変えてレンに訊ね、サラも続くようにレンに訊ねた。
「アルゼイド流の関係者達もそうだけど、レグラム支部の臨時受付もその時は”運悪く用事や街道の見回り等でレグラムを留守にしていた”から、町の異変に気づいて慌てて戻てくれば既に物資や男手を徴収して、町に火を放った正規軍は去った後――――――つまり、”後の祭り”だったとの事よ。」
「そんな………そんな偶然ってありえるんですか…………!?」
「女神の巡りあわせ………いや、それこそが”呪い”か。」
「ええ。恐らく”黄昏”が発動した事でのこのエレボニアに巣食う”呪い”による因果律を狂わせる強制力の影響でしょうね…………」
レンの答えを聞いて悲痛そうな表情を声を上げたエマに対して、重々しい口調で呟いたアルゼイド子爵の推測にクロチルダは複雑そうな表情で同意して説明を補足した。

「あの…………その件について父さんはオズボーン宰相達に対して反対とかしなかったんですか…………?」
その時ある事が気になっていたマキアスはエリオット達を気にしながら複雑そうな表情でレンに訊ねた。
「ああ、レーグニッツ知事?”焦土作戦”の件はレーグニッツ知事にも伏せられ
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