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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第17話 優しい人
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成り上がった人、ゲンヤ・ナカジマ三等陸佐。
 なるほど……はやてさんが師匠筋と言うだけの事はあるな。少し話しただけでいろいろ含んでるのがよく分かるし、それを表に出さずにのらりくらりで躱せる。

「しかし、よくギンガを説得できたな。頭固いだろ?」

「お父……部隊長!」

「……まぁ、ナカジマ二士……スバルさんから父と姉に宜しくと言われていたので」

 なるほど、と笑うナカジマ三佐に対し、スバルにさん付けしたらギンガが信じられないといった様子でこっち見てくるし。
 一応上官、しかも娘さんを呼び捨てにしたら嫌な感情持たれるだろう。察してくれ。
 
「気楽にしてくれ。スバルから呼び捨てにされてるんだろ。何時も通りで良い」

「助かります。それで……調べる場所というのは?」

「あぁ、さっきの場所だ。わかりやすいだろ」

 ……嘘ぉ。 
 
 
 ――sideスバル――
 
 きょ、今日のヴィータさんの機嫌がすごく悪い……。
 
「スバル! 防御はちゃんと使い分けろって毎っ回言ってンだろうが!」 

「はい……っ! 気をつけます!」

「オゥラァッ!!」

 鉄の伯爵グラーフアイゼンの一撃以外にも、鉄球をいろんな角度から飛ばしてくるから、本当に対処し辛い。
 加えて、撹乱からの重い一撃――っ!?
 
「ラケーテン……ッ!」

「こんっ……のぉおおお!!」 

 ――――

「……ダメだ〜また落とされた〜」

 気がついたら、木陰の下で横になってた。
 最後に見えたのは、グラーフアイゼンの槌の頭部が、眼前に迫ってきた光景。
 
 駄目だなー、やっぱ強いなー……せっかく。
 
「もう少しで逸して一撃を加えることが出来たと思うんですけどね」

「うん、そうなんだよー……小さくウィングロード展開してマッハキャリバーを振り抜けて逸らせそうだった……ん、だけ、ど」 

 ズズズっと、思わず少しだけ離れてしまった。
 割と追加組や……ロングアーチのアルトやルキノと仲良いし、割と人と仲良く……やれてると思う。
 エリオやキャロみたいに礼儀の中にもちゃんと年頃っぽい感情を出す子とも仲良く出来てると思う。ちゃんとカバーとかフォローできてるかは別として。
 
 最近割と苦手なんだなーって言うのが。
 
「申し訳ないです。自分の意見は的外れですね……ごめんなさい」

「え、や。そんな事無いよ?! 私もおんなじこと考えてたし!」 

 この、ふわふわというか、何考えてるかわからない一個下の男の娘……。
 
 ん? 今なんか間違えたような……?
 
「いえ、大丈夫ですよ。元気そうですし、次はハラオウン隊長の所なので自分は戻りますね」

「う、うん! ごめんね。あ
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