暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第6話 出張任務 後編
[1/18]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

――side響――

 何も考えないって楽だなーと。

「ちょっとスバル! あんたさっきからお肉食べ過ぎっ!」

「え〜だってぇ〜……ってあぁぁぁ! ね、狙ってたお肉がぁぁぁ」

「ふっ、甘いでぇスバル。バーベキューの網の上は常に戦場や! 周囲を警戒し、尚かつ自分の領分をしっかり守る。それがバーベキューの基本中の基本や」

「了解ですっ! 八神部隊長!」

「ヴィータ。お前も少し食べすぎだぞ?……っ! 貴様っ! 私の焼いていた肉を全て取りおって!」

「ハッ、あめぇんだよシグナム。はやても言ってただろ?『バーベキューの網の上は常に戦場』だってな」

 カオスな現状ありきだけど……それでも無視するんだ俺。
 まぁ、それはさておき。現在行われてるのはバーベキュー。六課の隊長陣の友人さんからの差し入れを頂いて。網を二つに分けて食べてるんだけど。
 ものすごく食べるスバルと、それをコントロールしてるティアナに、肉を食べたいんだろうと思われるヴィータさんを中心とした肉取り合戦が、片方で行われてて、もう一つの網の方は、小食系のキャロになのはさんとフェイトさんという、安定してる中に居るエリオと、隊長の友人二人と奏がいる。

 え、俺? 俺はというと。

「はい、焼けましたんで、適当に食べてくださいねー」

 肉焼いて、野菜焼いて。合間見てウィンナーや、変わり種を焼いていって。肉奉行をしてる。
 理由は単純に隊長陣とそのご友人にさせるのは失礼だし、スバル達もなれない土地、初めての出張ということもあって、俺の方から肉を焼くって申し出た。
 あんまりこういうのは得意じゃないんだけどね。ぐるぐると思考が回り始めてたからちょうどよかったし……。
 奏にもって考えてたけれど、キャロに色々教えてる関係で忙しそうにしてたから頼まなかった。
 あ、焼きそばがある、途中で出そう。
 ちなみに俺の手元には焼けた肉とか野菜とか盛られた皿が3つ、ちなみに俺のも混じってる。そして残りの2つは、ここには居ない二人のためのものだ、食ってないとか言われたら洒落にならんしね。

「フリード、直接鉄板から食ったらやけどするから、ちゃんと待ってろよー」

 うん、フリード用の皿にも肉とか食べても問題のないものを? 食べさせてる、大丈夫かどうかは知らん、キャロが突っ込まないしね。
 あんまりこういうことは慣れないけど、皆が美味しそうに食べてくれるならそれはそれで良かったと思う。さ、もう少し頑張ろうかな。

――――――

「ごちそうさまでしたー!」

 やっと終わったか、うん疲れた。やっぱ皆で飯を食べるのは楽しいな、その度に俺食えてない気がするが。さて、俺の分が……無い?
 あれ、気がつきゃ皿がない。どこいったかなと周りを探して
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ