暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第146話:Drop Dead
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させてハルバードに属性を付加させて斬りつけた。

「己…小娘が…」

「…小娘ね…若く見られるのは嬉しいけど、こう見えて人妻で一児の母親だよ!!」

「喰らって消し飛べ!クレストシュート!!」

燃え盛る鶏冠が、ルインを追尾するように飛ぶ。

ルインはHXアーマーに換装して、エアダッシュとホバーを駆使してかわすが、コケコッカーはルインが回避に徹している間にアクセルに火炎放射のフレイムバーナーを放つ。

「うわああああ!!?」

高温の炎が上空のアクセルに直撃し、撃墜されてしまい、コケコッカーが追撃の蹴りを喰らわせて吹き飛ばす。

その蹴りはかつてのイレギュラーハンターにして、レプリフォース大戦で裏切った第14番特殊部隊の隊長、マグマード・ドラグーンに匹敵する程の威力である。

「痛…っ」

体は火傷の痛みで震え、全身から火花が走って立つことさえままならない有様だが、アクセルの戦意は衰えていない。

寧ろ、高まっていく。

敵に拐われたルナを救いたいという想いがアクセルの身体を突き動かす。

「アクセル、大丈夫?」

「大丈夫だよ、これくらい…僕にはこれくらいのダメージで立ち止まっている暇なんて無いんだから…僕はルナを必ず助ける…こんな奴に負けられない!!」

アクセルはバレットを握り締めてコケコッカーにショットを連射してクラッキングしてコケコッカーのパワーアップを防ぎながらダメージを蓄積させていく。

ルナが敵の手の内にあり、酷いことをされているのではないかという不安が、そして敵への怒りがアクセルに戦う力をくれた。

「この程度か!!お前の力はこの程度なのか!!」

しかし、アクセルの攻撃は他の仲間達に比べて一撃一撃の威力は低いためにコケコッカーには少しのダメージしか与えられない。

コケコッカーはショットの嵐を受けながらも地殻変動を起こして足場のピストン機構を動かし始めた。

「この程度なわけないだろ…!!この程度なわけ…」

「はああああ!!フリージングドラゴン!!」

「ぬあっ!?」

再びLXアーマーに換装して、ルインはコケコッカーに必殺技の氷龍を召喚して、それを喰らわせる。

氷属性の必殺技を喰らったコケコッカーが凍り付き、それを見たアクセルが追撃でショットを連射。

バレットから放たれたショットは、コケコッカーの急所に当たった。

アクセルバレットの一撃の威力は低いが、その分連射に優れ、弱点属性を受けて怯んだコケコッカーを一層追い込んだ。

勿論、コケコッカーも簡単にやられたりはせずに反撃を試みるが、メルトクリーパーはアクセルの一歩手前で止まった。

圧倒的な弾数が、コケコッカーを撃ち破ったのだ。

例えるなら、幕末の剣豪が西洋式の
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