暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第136話:Red
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ウェントスの撃破によってシグマに仕える四天王が全滅したために、アクセル達はハンターベースでレッドアラートの動きかエイリア達がレッドアラートのアジトを発見するまで休息を取っていたが、突如通信音が鳴った。

『みんな、お待たせ。レッドアラートのアジトの場所が特定出来たわ。司令室に来て』

「エイリア……分かった」

短く返事をし、アクセルは回線を閉じる。

手にしていたバレットの調整を終え、安全装置がかかっていることを確認する。

「……行くか?…アクセル……」

四天王への変身の慣熟訓練を終えたばかりのルナがアクセルに問い掛ける。

「勿論。」

彼女には随分と世話になった。

彼女のおかげで前とは比較にならない力を手に入れることが出来たから。

新世代型のプロトタイプである2人は部屋を出て指令室に向かう。

アクセルとルナが司令室に入った時点で既にイレギュラーハンターの主要人物が勢揃いしていた。

「遅いぞ」

「ごめんごめん」

遅刻を軽く咎めるゼロにアクセルは苦笑して謝罪する。
それを見たエイリアが口を開いて説明する。

「ポイントRD18-66。そこがレッドアラートのアジトよ。…でもこれまで反応すらなかったのに急に見つかるなんて…まるで私達を誘っているみたいね」

自分の考えを率直に述べるエイリアに続き、シグナスも告げる。

「確かに何かあるかもしれないな。充分に気をつけてくれ…エックス、ゼロ、ルイン、ルナ。アクセルを頼んだぞ」

厳かなシグナスの声に、エックスは力強く頷くと共に向かう仲間達を見渡した。

「分かってるシグナス…さあ、みんな行こう。こんな争いは、早く終わらせてしまわなければ…」

「勿論だよエックス。特にシグマが黒幕である以上、確実にあいつは倒さないと」

「シグマか…あいつあれだけやられた癖にまだ復活するのかよ。ゴキブリの方がまだ潔いぜ」

呆れたように言うルナに隣にいたゼロは思わず同意してしまった。

「全くだな…ルインにシグマウィルスの大半をデリートされて更に不完全な状態の奴を全力で破壊したのにまた復活するとは……正直ゴキブリ以上の生命力だな」

「………ゴキブリと同列に扱われるなんて最強最悪のイレギュラーも堕ちたもんだね」

「そのままゴキブリ以下に成り下がっちまえばいいのにな」

「全くだよね、絶対にシグマは僕が仕留めてやる。ゴキブリ並みにしぶとくても絶対に」

「みんな、止めて」

「そうだ、いくら何でも酷すぎるぞ」

流石に聞き逃せなくなったのかエックスとアイリスが止め、それをルイン達は意外そうに見つめる。

「いくら害虫でも大昔から生きていたゴキブリとシグマを同列に扱うなんて失礼だわ」

「全くだ
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