暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第136話:Red
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。いくら害虫とは言え大昔から地球に存在するゴキブリに失礼過ぎるぞ」

【………そっちか…】

もうエックス達からすればしつこすぎるシグマはゴキブリ以下の扱いのようだ。

そしてハンターベースから転送され、着いた先が本拠地に通じるハイウェイ、“パレスロード”。

大型機雷、高速移動メカニロイド、クラッシュローダーが進路を妨げて、序盤から激しい戦いとなる。

「容赦ないなあ、レッドは。」

「ああ、それより…」

「何だ?」

ルナの呟きにゼロが振り返る。

因みに前衛はゼロとルイン、中衛はルナとエックス、後衛がアクセルとなっている。

因みにここではエイリア達のナビゲートも受けることは出来ない。

理由は強いジャミングの影響で、通信機が使えなくなっているからだ。

だが、そんなことで任務を止めるような彼らではない。

「いや…アクセルが仲間になってから、全員で出撃したの初めてじゃね?」

「あ…言われてみればそうだね」

今までは2人1組となって戦っていたのだから、確かにこうやって全員揃って出撃するのは初めてだ。

「…そうだな、ルインも帰ってきてようやく全員が揃ったと言う感じがしたからな」

「まあ、アクセルが仲間になってルインが帰ってきたことで喧しくなるのは避けられないだろうがな」

「「何それ!どういう意味!?」」

ゼロの発言にアクセルとルインが噛み付いた。

「アクセル!!ルイン!!喧嘩は後回しだ!!後ろから敵だぜ!!」

ルナは咄嗟に機動力に優れたウェントスに変身し巨大メカニロイド、モルボーラからの攻撃を上方向へのエアダッシュでかわす。

エックスはグライド飛行、ゼロは空円舞、アクセルはホバー、ルインはHXアーマーのエアダッシュなどを駆使して攻撃をかわしながら前進する。

「あのメカニロイド…軍事用メカニロイドと比べても遜色はないね」

ルインはダブルセイバーを構えながらモルボーラを睨んだ。

「来るぞ!!」

モルボーラが凄まじい勢いで突っ込んでくる。

狙いはアクセルだが、エックスが間に入る。

「やらせない!!チャージショット!!」

エックスのチャージショットでモルボーラの突進速度を落とすことで回避が容易な速度となる。

「私もエックスに続けていくよ!!ダブルプラズマサイクロン!!」

「スプラッシュレーザー!!」

ダブルプラズマサイクロンでモルボーラの動きを止めながらダメージを与え、そこをチャージスプラッシュレーザーで追撃を仕掛ける。

「エックス!!」

HXアーマーからXアーマーに換装したルインはエックスに目配せし、彼女の意図を察したエックスはバスターを同時に構えた。

「ああ、やるぞ!!クロス
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