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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第8話
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ルーファスはリィン達の中で圧倒的に実力が一番低いと思われるエリスを人質に取るためにエリスに向かってエリスの細剣(レイピア)目掛けて騎士剣を振るった。
「!甘く見ないでください!モータルクレッシェンド!!」
「何…………っ!?(バカな…………!ただの女学生だったエリス君が私の攻撃を見切っているどころか、これ程の反撃までできるとは一体どうなっている…………!?)」
しかしクロスベル侵攻が起こるまで予めベルフェゴールとの性魔術で身体能力等も上昇させたリィンがエリゼ達とも性魔術をしたことでエリゼ達もそれぞれ身体能力や魔力等も強化されていた為、リィンの性魔術によって身体能力等も強化されていたエリスはルーファスの攻撃を見切って回避した後反撃に荒々しいリズムで連続突きを放ち、ルーファスはエリスの実力の高さに困惑しながらエリスの攻撃を防いでいた。
「―――失礼!」
「っ!!」
そしてエリスの攻撃が終わるタイミングでセレーネはルーファスに冷気を纏った足払いで奇襲し、セレーネの足元からの奇襲にルーファスはギリギリのタイミングで回避した。

「―――緋空斬!!」
「聖なる盾よ―――守護せよ!!」
更にリィンが炎の斬撃波を放つとルーファスは結界―――― プラチナムシールドを展開して防いだ。
「レイ=ルーン!!」
「!!」
しかしベルフェゴールが放った極太の純粋魔力のエネルギーは直感で防ぐ事は不可能と悟ったルーファスは側面に跳躍して回避したが
「四の型・改―――紅蓮切り!!」
「グアッ!?アークス駆動……!」
「崩れなさい!」
「ぐっ!?しまった、ARCUSが…………!?」
リィンの魔力の炎を宿した太刀による一撃離脱技を受け、ダメージを受けたルーファスは状況を立て直す為に戦術オーブメントを駆動させたがエリスの狙いすました針の穴を通すような一撃のクラフト―――ブレイクニードルで戦術オーブメントの駆動は中断させられると共に”封魔”状態に陥った為、ルーファスはアーツを使えなくなってしまった。

「お兄様、エリスお姉様、下がってください!」
「「!!」」
その時全身に凄まじい魔力を纏い始めたセレーネはルーファスの近くにいるリィンとエリスに警告し、警告された二人はすぐにルーファスから距離を取った。
「ユミルで戦ったあの時にも貴方の命を奪う事を躊躇ったばかりに使わなかった事で後悔したこの力…………もう、躊躇いませんわ!グオオオオオオオオォォォォォォォッ!!」
「な―――――――」
全身に凄まじい魔力を纏ったセレーネは竜化し、竜化したセレーネを見たルーファスは驚きのあまり絶句した。

「氷金剛破砕撃 (ダイヤモンドアイスバースト)――――ッ!!」
「聖なる盾よ―――バカな!?」
竜化したセレーネは口から無数の氷の礫が混じった猛吹雪をル
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