暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第60話:Remain
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はショットで酸弾を相殺し、バスターやセイバーが効かないのならと、回し蹴りをシーフォースに叩き込む。

しかしシーフォースは液状化することで衝撃を無力化し、腕を固体化させると頭を鷲掴んで下に叩き落とす。

教室に落とされたエックスは何とかシーフォースから逃れる。

しかしシーフォースが再び酸弾を放ってきた。

「くそっ、ええい!!」

机で酸弾を防ぐが、立て続けに放たれる酸弾にエックスは机を手放して回避に徹した。

「エックス!!大丈夫か!?」

「ああ、何とか…でもこのままじゃ…」

「ああ、何とか奴が水に溶け込むのを防がないとな…」

「それだけじゃ駄目だ。奴の液体金属の特性を活かした液状化をどうにか……ん?」

そう言えば、以前液体金属の話をルインとして、こんな会話をしたことがある。

『液体金属は冷気に弱いそうだよ。液体である金属を固体・液体化させるために特別性のコントロールユニットを使ってるせいで急激な温度の変化に弱いみたいだね。まあ、元々液体だからなのもあるんだろうけどさ』

「(ならばあいつを固めればいい。まずはこの水をどうにかしなければならない。)」

「くそ、奴はすぐ横にいるかもしれんのか」

「ゼロ、1つ策があるんだ。このダムの水を…最低でも膝下くらいまで一気に抜きたい…アースクラッシュで水門に大きな穴を開けて欲しい」

「策があるなら試してみるか。このままでは奴は倒せんからな…少し荒っぽいがな…ダブルアースクラッシュ!!」

両腕にエネルギーを収束させ、両拳を地面に叩きつけると2つの衝撃波が水門に向かっていき、そのまま水門に大きな風穴を開けた。

それにより水門によって塞き止められていた水が一気に流れていく。

エックスとゼロは流されないように近くの鉄棒に捕まっており、水の流れが治まると、シーフォースの姿を発見した。

「よくも…私の…私達の…聖地を…台無しにしてくれたなぁーっ!!」

怒りを露にするシーフォースに対してダブルアースクラッシュの反動でふらついているゼロを支えながらエックスはある特殊武器を選択する。

「…………」

「君達の浅知恵のせいで私達の心は深く傷つけられた…その罪は君達の“死”で償ってもらう!!」

シーフォース液状化すると膝下の水に紛れようとする。

「さあ、姿が見えない私からの攻撃で死の瞬間まで恐怖するがいい!!」

「くそ!水は完全には引かないのかっ!!」

「いや!これでいい!!俺達の浅知恵はまだ終わってはいない!!フロストシールド!!」

氷弾を連続で発射してシーフォースがいた場所の周囲に着弾させて撒菱を展開する。

「それはバッファリオのフロストシールドか?そうか、ブービートラップか!!フロス
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