暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第1部〜崩壊する楽園〜
第3話『浸食の波紋』
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
これまでの、仮面ライダーディロードは─
「羽入が見つからないの!?」
「この世界にいないものは探せないぜ、お嬢ちゃん。」
「犯人の捜索、及び逮捕を!」
「ばれたか…」
「もう、いい人でいるのは疲れたんだ。」
「凪風国家代表の国家代表資格を剥奪。第一級指名手配犯に指定します!」

装填の守護者、ディロード。幾多もの世界を救い、その心は何を思う─

その日の夕方、各メディアは慌てふためいていた。
『警察庁より緊急連絡です。本日15時24分をもちまして、国家反逆罪の現行犯で、凪風雅国家代表の資格が剥奪され、指名手配の対象となりました。皆さん、見つけ次第すぐ避難して、警察庁が到着するのを待ちましょう。繰り返します─』
「やはり動きが速いな…」
ラジオ放送で情報を入手していた雅は、他人事のように呟いた。
「いずれ、世話になるかもしれません。その時は…」
雅は、リィンフォースのライダーカードを見ながら言う。
「さて、次のターゲットは…」
雅はメモを見ながら行動に移す。

その頃、次元保護国では、戦える人員を全て集め、特別会議が開かれていた。
「皆さんも知っての通り、この次元保護国に反旗を翻した犯人は仮面ライダーディロード、凪風雅です。まずは、かつて彼が設立したチームディロードの皆さんに、話を伺いたいと思います。前原さん、お願いできますか?」
「はい。雅さんは、いつも俺達の世界を救う事だけを考えて、自分のことは考えていないような人でした。そして、雅さんが次に救う世界は自分の世界で、その妨げになるから、俺達を倒そうとしているのかと、思います。」
圭一は辛そうな顔で答える。
「前原さん、ありがとうございます。私達は、確かに凪風さんに世界を救っていただきました。ですが、私達はどれだけ凪風雅という人物を知っているのでしょうか?」
リンディが提示した質問に沈黙が広がる中、
「雅、俺達のダチじゃなかったんかよ!」
弦太朗が苛立つように言った。
「もしかしたら、ワームとかが化けた偽者とか!」
加賀美は考えた末に案を出すが、
「ディロードライバーは雅さんかフェイトさん以外が触れたらディロードライバーの機能が作動して大爆発を起こして死んでしまいますわ。ですからあり得ませんわ。」
沙都子がその可能性を否定する。
「ミラーモンスターが生きているんだ。もしかしたら、かつて俺の鏡像が出てきたみたいに、ミラーワールドの雅だとか。」
真司が新たに可能性を示唆する。
「でも、あの時の雅の服は反転していなかったわ。間違いなく本物の雅よ。」
しかし、その可能性も梨花が否定する。
「もしかしたら、かつて私が死神博士にされたように、雅君も何者かに洗脳されている可能性は、あり得ないか?」
本郷が新たな可能性を提示する。
「あの時、雅のリンカ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ