暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第1部〜崩壊する楽園〜
第3話『浸食の波紋』
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ーコアは安定していました。もし誰かに操られている場合、リンカーコアは波長が乱れます。だから、多分雅は自分の意思で動いていると思います。」
それをフェイトが否定する。
「そうか…」
本郷の言葉で全員が黙ってしまう。
「あのっ!雅君の考えが解らないなら、雅君の考えを見ればいいと思います!」
なのはが提案する。
「なのはさん、ですがどうやって?」
リンディは質問する。
「私に考えがあります。」
なのはが言うと、
「そうね、私も思い当たる節を見つけたわ。」
梨花も反応し、二人は立ち上がる。
「その人の説得、私と梨花ちゃんに任せてもらえませんか?」
なのはは質問する。
「…わかりました。なのはさん、それから梨花さん、無茶はしないで下さいね。それでは、その人の説得はお願いします。」
なのはの案にリンディは許可を出す。
「行こう、梨花ちゃん!」
「そうね、なのは。」
なのはと梨花は早速行動に移す。
「こちらでは、その間に対凪風雅用のチーム編成を行いたいと思います。」
リンディが議題を提示すると、
「なんだ!?雅と喧嘩できんのか?」
カズマが反応する。
「カズマさん、凪風さんが一筋縄で止められないことはあなたもご存知のはずです。」
「けどよ、やっぱり雅とは本気で喧嘩してみたかったんだよ。楽しんじゃいけねえか?」
カズマが話していると、
「そんな考えでは、先が思いやられるな。」
「まったく、先輩より考えることが苦手な人がいたなんてね。」
劉鳳とウラタロスが呆れる。
「おい、てめえら。雅をこのまんま放置していていいのかよ!」
カズマが二人の言葉に反論すると、
「まったくもってその通りだ!」
弦太朗が同調する。
「雅が何を考えているか解らないなら、一度真っ正面からぶつかれば雅が何を考えているか解るはずだ!」
「ですが、そのやり方は危険すぎます。如月さん自身もまた、雅さんに狙われていることをお忘れですか?」
「そんなことは解っている。けど、それなら雅との衝突は避けられない。だったらぶつかるしかないだろ!」
「如月さん、仮に戦ったところで、雅さんの考えが解らなかった場合は?」
「その時はその時だ!」
「それでは作戦になりません。私達は組織で行動しています。一時の感情で作戦の決定は行えません。」
「作戦作戦って、雅は俺達の敵なんかよ!」
リンディの言葉に弦太朗がキレると、
「今の所、それ以外に何があるんだ?」
「あれだけのことをしていて、まだ仲間だとか言っているのか?」
翔太郎とクロノが反論する。
「世界に異変が起きて、その原因を叩く。それを僕達に教えたのは他でもない雅だ。そして、今はその雅が異変の原因。なら雅を捕らえる為に隊の編成とその決心は必要不可欠だ。」
クロノは更に設立を付け足す。
「皆
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