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吸血鬼になったエミヤ
020話 修学旅行異変《四》 ラブラブキッス大作戦
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てみることにしたタマモ。

「あれー? 風香に史伽はどこにいったのですか? それになにやらテレビを凝視しているようですが…」
「あ、アヤメさん」
「どこいっていたの?」
「どうやら知らないみたいだね…」
「…?」

そこで聞く。
三人の説明によると朝倉が主催で開いた『くちびる争奪!!修学旅行でネギ先生とラブラブキッス大作戦』。
現在、

一班…鳴滝風香 &鳴滝史伽
二班…長瀬楓  &古菲
三班…雪広あやか&長谷川千雨
四班…明石裕奈 &佐々木まき絵
五班…宮崎のどか&綾瀬夕映

この計十人がネギをめぐって攻防を繰り広げると言う。
若干一名は嫌々参加させられているようだが…。

(また変なことを始めましたねぇ〜。シホ様に伝えるかどうか迷います)

だがタマモは面白そうなので見学している方針で円達とモニターを見ていることになった。

ところ変わってネギの寝室ではネギが刹那からもらった『身代わりの紙型』によって生み出した分身に「ここで変わりに寝ていて」という命令を受け指示通りに寝ていたが、書き損じで生まれてしまった「ぬぎ」「みぎ」「ホギ」「やぎ」…計合わせて四体が命令なしに現れてしまい命令を待っていた。




◆◇―――――――――◇◆




…時間は少し経過し、

「二人ともロビーで正座!」
「「びぇーーーん!」」

裕奈と千雨が新田先生に捕まり正座の刑を受けていた。
相方のいいんちょとまき絵が班を合併してネギを追った。
そしてネギの寝室近くで五班の夕映がのどかを先にいかせる為に鳴滝姉妹と攻防を繰り広げてのどかは中に入ることができた。
のどかはネギ(偽)の寝ているところまで行き、

「先生…キス…させてください…」

そう言いつつ近寄ったがそこで命令と認識してしまって現れた偽ネギ軍団の登場にのどかは混乱して気絶。
偽ネギ軍団もそのまま窓から部屋を飛び出して命令を実行しようと出て行ってしまった。
モニター室でカモもその異常に気づいたのか、

「ね、姉さん、朝倉の姉さん…」
「ん? 何よ…?」
「何か…俺っちの目の錯覚かなぁ。ネギの兄貴が五人いるように見えるんだが…」
「な゛…」

そこからはもう大混乱。
それぞれの偽ネギ達が、

「キス…してもいいですか? 夕映さん…」
「えっ…!?」

夕映と…、

「キ、キ、キキキス…ですか? 私と…?」
「はい…」

いいんちょと…、

「チューしてもいいですか?」
「え…♪」

まき絵と…、

「その…お願いがあって…その、キスを…」
「へ?」

古菲と楓と…、

「今から史伽ちゃんの唇をいただきます」
「「な゛っ」」

鳴滝姉妹と…、

それぞれ告白タ
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