暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第2章:リムルダール編
15:馬鹿が考える事
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
(リムルダール)
リュカSIDE

俺はエルとジジイ(ゲンローワ)を伴って病室から外へ出る。
現在の人的で慢性的な食糧危機についての相談だ。
嫌味を込めるために、アホリン(ノリン)の近くで話し合う。

「如何する……アホリン(ノリン)が食い散らかした所為で、リムルダールの食糧危機だ。空腹病を退治する為にも、大量に……それも栄養価の高い食べ物が要る」
「困りましたわ……」

「うむ。如何であろう……農業を復活させるのは?」
「「農業を復活させる?」」
俺とエルは同時に同じ事をジジイ(ゲンローワ)に言った。

「そうじゃ。以前聞いた話じゃが、湿地帯の奥に遺跡があって……そこで失われた農業の研究をしていた“タルバ”なる人物が居ったそうだ。その研究が今も残ってるだろうから、それを入手して……」
農業か……悪くは無いが……

「時間が掛かりすぎないか? この拠点内ならルビスの……偉大なる精霊神ルビス様の御加護で早めに作物が育つみたいだけど、それでも空腹病の患者は待ってくれない」
『言葉にトゲがありません?』
五月蠅いルビスを無視して会話を続ける。

「確かに……試す意味はありますが、別角度でのアプローチも必要ですわね」
「そうなると……やはりリュカには負担をかけてしまうのぅ」
やはりそうなるか。

「タルバの研究成果を探しつつ、早急に釣りで魚を捕ってきてもらいたいのじゃ」
「それは構わないが、釣った魚では栄養価だ不足してると思う。その点を如何するかなぁ」
「そうですわね……それは農業を開始してからも問題になる点ですわ」

俺とエル・ジジイ(ゲンローワ)が揃って頭を抱えてると……
「あのぉ〜……俺にも良い案があるんだけどぉ〜……」
アホリン(ノリン)が口を挟んできた。

「へー……アホのお前に?」
アホリン(ノリン)様にですかぁ?」
「うっ……酷い……」

「まぁ聞いてみようではないか。提案そのものが使えなくても、何かのヒントになるやもしれん」
俺とエルが白い目でアホリン(ノリン)を見てると、哀れに感じたのかジジイ(ゲンローワ)が助け船を出してやった。

「お、俺さ……前から思っ「要点だけ言え!」
何か長話になりそうだったので、ズバッと遮り要点のみを話させる。
ちなみにエルもジジイ(ゲンローワ)も頷いた。

「あ、そのな……もっと料理の幅を広げる料理台を作って、それを能率的に行える新たな料理部屋を造れば良いんじゃねーかな!? お、俺……そんな料理部屋の設計図も書いたんだ! 見てくれよ」
そう言い切ってアホリン(ノリン)は俺に設計図を渡してきた。

「ふむ……」
「ほぉ〜なかなか……」
アホリン(ノリン)様にしては良いのでは?」
三者三様の反応
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ