暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2264話
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っちも素直に答える。
 ヅダを操縦出来ると口にした時点で、俺がルナ・ジオンの人間であるというのは半ば肯定したのと同じだろう。
 とはいえ、俺も無条件でそんな事を言った訳ではない。
 このような現状でこうしてMSの操縦が出来るのかといった事を聞いてくるという事は、恐らくこのホワイトベースにはMSを操縦出来るパイロットが殆どいないのだろう。
 そして、トレーラーを回収したホワイトベースには、恐らくガンダムが他にもあるのか……もしくは、ガンダム以外の別のMSがある可能性がある。
 そして連邦軍のMSというのは、基本的にはザクを研究して開発されたものである以上、多少の違いはあっても、基本的操縦系統はザクに準じている筈だ。
 そんな中でザクを操縦出来る俺がいるとなれば……向こうが要望してくる事は想像するのも難しくはないだろう。
 向こうにしても、半ば俺をルナ・ジオンの関係者であると見なしている以上、自軍のMSの情報が俺に漏れるというのは面白くない出来事の筈だ。
 コンピュータにデータの保存とかをしないで開発してきたのだから、その思いはひとしおだろう。
 出来るなら、俺をMSに乗せたくないと思ってもおかしくはない。
 だが……今ここで俺をMSに乗せて戦力を強化しなければ、MSの情報云々の前にここで死んでしまう。
 それだけは、絶対に避けたいのだろう。
 そんな俺の予想を示すように……

「イザーク・ジュール、君にMSに乗って貰いたい」

 ブライトは俺に向かって、そう告げるのだった。
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