暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2253話
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
が輸入されるようにもなっており、そしてマブラヴ世界の合成食への半ばトラウマに近い思いから、出来るだけ美味い料理を食べたいとして、料理店の数がかなり多くなっている。
 ……また、グワジン級を含めてルナ・ジオン軍の軍艦がそこまで多くはない――あくまでもジオン軍や連邦軍の総数と比べての話だが――というも、この場合は影響しているのだろう。
 それら様々な理由が絡み合い、ルナ・ジオン軍で出される食事は、ジオン軍や連邦軍に比べれば数段上のクオリティになっているらしい。
 何気に四葉が監修した中華料理セットとかもあると言われれば、それがどのくらい美味い料理なのかは予想出来るだろう。

「俺も突撃機動軍にいた頃にグワジン級に乗った事があったが、そこで出された食事は
結構美味かったぞ?」
「あー……まぁ、だろうな」

 グワジン級に乗るのは、ザビ家の血筋の者か、その信頼が厚い者。
 そしてガイアがグワジン級に乗ったというのは、間違いなくキシリアが旗艦としていたグワジン級だろう。
 突撃機動軍を統べるキシリアが乗っている戦艦の食堂で、それも黒い三連星という突撃機動軍の中でもトップクラスのエースに、粗末な食事を出せる筈もない。
 ……もっとも……

「美味いな、これ……」

 結果として、ガイアは俺がお勧めした四葉監修の中華料理セットを食べると、そう感想を述べたのだが。
 あくまでも、これは四葉が監修したのであって、四葉が作った訳ではない。
 だが、それでも十分に……いや、十分以上に美味い料理となったのは、それだけ四葉の力が強かったという事だろう。
 料理という一点に関して、四葉はシャドウミラーの中でもトップの実力を持っているのだから、それもおかしくはないのだが。
 マリューや千鶴の料理も美味いけど、それでもやっぱり本職には敵わないといったところか。
 とはいえ、だからといってマリューや千鶴の料理も十分に一級品と呼ぶに相応しい味ではあるのだが。
 寧ろ家庭料理という点で考えれば、マリューや千鶴の料理の方が上という考えも決して否定は出来ない。
 ……そう言えば、いつだったか四葉が言っていたな。
 一流のレストランで出てくるような料理と、普通の食堂で出てくる料理というのは違う、と。
 レストランで出てくる料理は、一口目から美味い! と感じる強烈なインパクトが必要となるのに比べて、食堂で出てくるような料理は二口目、三口目くらいで、美味い……と、しみじみ感じるような料理だとか。
 勿論全てが一概にそのようなタイプだという訳ではないのだが。
 そういう意味では、ガイアが食べている料理は食堂系の料理なのだろう。

「だろう? ちなみに、シャドウミラーでは日常的にこれよりも美味い料理を食ったりしてるんだけどな」
「……本当か?」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ