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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第2章:リムルダール編
10:今日のワンコ
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「リュ、リュカ……お、俺の釣り具……は?」
と尋ねてみた。
すると……

(ポカ!)「痛ぇ!!」
「お前の依頼は後回しだって言っただろが! こっちは忙しいんだよ」
と言って後頭部を殴られた。

な、何だよ……
何で一度俺の方に向かってきたんだよ……?

ノリンSIDE END



(リムルダール・旅の扉青地方)
リュカSIDE

図らずもKYN(空気読めないノリン)を殴る事が出来た。
流石に理由も無く殴るのは如何なものかとエルの乳を揉みながら思ったのだが、アイツが相変わらず空気読めない男だったから、気持ちよく殴る事が出来た。

まぁそれはそれとして、サッサとワンコの下へ行くとしよう。
きっと待ちわびてるに違いない。
尻尾を盛大に振ってお出迎えかな?




「よう、ご所望の薬を作ってきたぜ」
「おお、随分と早かったな!」
ふっふっふっ……案の定パタパタと尻尾を振ってやがるぜぇ(笑)

「ほら、これだ」
「おおぅ、では早速飲ませて貰おう」
……は?

「ほほぅ……これは効くなぁ。名前は何という薬なのだ?」
「え? あ、あぁ……“天使の気付け薬”だ」
あれ? 先刻(さっき)まで振ってた尻尾が止まったぞ。

「いやぁ……リカントマムルの攻撃を受けてしまってな、何とか根性で理性を保たせてたんだが、尻尾だけは言う事を聞かなくなってしまって……がっはっはっはっはっ!」
「え? 尻尾振ってた理由って……それ?」

んだよ!
ワンコらしく人間に懐いてるのかと思ったじゃん!
ちょっとは可愛いと思ったのに、何かムカつく。

「おおそうだ。良い薬を作ってくれた礼に、これを授けようぞ」
「ん……何だ、この指輪?」
それなりに綺麗な指輪を渡された。

「それは“理性のリング”と言ってな。それを装備しておけば、敵からの混乱攻撃を防げるのだ」
「はぁ!? じゃぁ俺に薬作らせないで、これを身に着ければ良かったじゃんか!」
何この無駄?

「そうしたいのは山々だったのだが、その指輪を見て見ろ。如何見ても人間用で、我等キラーリカントの指には嵌まらんだろう」
「指に嵌められなくても、チン○になら装備出来るんじゃねーの? どうせそんなもんだろ、お前の太さなんて!」
周りのワンコもゲラゲラ笑っている。

「馬鹿者ぉ! ワシのそれは極太じゃい。何なら見せてやろうか?」
「いいよ! 見たくねーよ!!」
犬小屋内のワンコ等と共に下ネタで笑い合う。

うん。
何かここ気に入ったね。
もっとこの地域が安定したら、エル等を誘って遊びに来よう。

でも……それまでに『お手』くらいは教え込んでおかなきゃ。

リュカSIDE END




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