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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百四十一話
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耳聞こえてないの!
後でもっかい言ってもらっていいか!」

「………………か」

「なんだってー! 後でいってくれー!」




花火が終わってから、鈴に聞いてみた。

「りん。さっきなんて言ったんだ?」

「…………………………なんでもない」

「いや気になるじゃん」

「何でもないの。まぁ、気が向いたら、言うわ」

はぐらかされた……。

無理に聞くような事もないだろう。

そう思ってそれ以上は聞かなかった。

side out










side in

「敢えて聞くが、なぜ告白しなかったんだ?」

街灯の灯りだけが照らす道を鈴と歩く。

「そうね……。私が弱いからかしら」

「それは、肉体的な物か? 精神的な物か?」

「どっちもよ」

目の前の鈴がピタリと立ち止まった。

突然振り向き、私の腹に拳を叩き込む。

「少なくとも、アンタに攻撃の一つでも通るようにならないと」

「お前ならば、直ぐにでも追いつくだろう」

「慰め?」

「いや事実だ」

小星娘々がその気になったならば…

「私は一夏の隣に立ちたいの。守られるだけはお断りよ」

ああ、お前は、そういう女だよな。

「アンタ言ってたわよね、鎖だって。
でも弱い鎖は綻びになりかねない。
だから私は強くなる、一夏を守れるくらい」

「私も、頑張らないとな…」

「アンタでも一夏にはかてないのよね?」

勝つ、か。あり得んな。

「一夏がその気になれば、私なぞ死んだと認識する間もなく消えるだろうな」

「そうよね…」

暗い顔の鈴。

私はアドバイスしかできない。

「鈴。もし一夏を越えたいなら、お前の母親に教えを請うのはどうだ?」

「やっぱりそうなるのね……」

「うむ。私では一夏は越えられない。私の技の全ては一夏に教わったからな。
だが、小星娘々の技を継ぎ、お前が磨けば一夏に勝てる可能性がある」

「勝つ…一夏に…。うん。ママに言ってみるわ」

「そうするといい」

鈴を抱き上げる。

「何すんのよ?」

「肩車」

「なんで?」

「気分だ」

なんとなく鈴を肩車してみたくなった。

「そ、好きになさいな」

鈴を肩に乗せ、暫く歩くと家に着いた。

「ねぇ箒、もう遅いけど泊まっていく?」

「いや、すまないが一夏が待ってるのでな」

「ん?神社には帰らないの?」

「ああ、円香が神社の方に泊まるからな、今日は久々に一夏とセッ」

「何言うのよ変態!」

脳天にエルボーを叩きつけられた…。

「〜〜〜〜!?」

鈴、肘くだけてないか
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