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僕のヒーローアカデミア〜言霊使いはヒーロー嫌い〜
決着とその後
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君がそう言うなら」

ふてくれされた表情で呟いて、オールマイトに謝罪する。

「う、うむ。ぜんぜん気にしなくてオーケーだ! 私は最初から傷ついていなかったからね!そう! あれは君を欺くための演技さ!」

謝ってもらえたことで、いつもの調子に戻るオールマイト。生徒達は、『言い訳おそっ!!』と胸中でツッコミを入れた。

「さて、講評といこう!! それじゃあ、今戦のベストはどっちか分かる人居るかな!?」

「緋奈じゃないんですか?」

切島がそう答えると、

「残念だが、外れだよ、切島少年。 確かに桜兎少年はヒーローから核兵器(ハリボテ)を守りきった。しかし、所々で気を緩める部分が見て取れた。実践では一瞬の気の緩みが生死を分けることもある」

オールマイトは首を振って、そして話を続ける。

「次に八百万少女は、判断力とそれを行動に移すまでの時間が遅すぎる。オマケに作戦通りに動くのはいいが、アドリブに弱い。実践では常に打開策を即座に考え行動しなければならない。逆に轟少年は、判断力やそれを行動に移すまでの時間が早い。ただその分、八百万少女との連携が取れていない。オマケに焦りすぎでもある」

その言葉に、八百万と轟は顔を俯かせた。

「最後に、葉隠少女。 君は自身の個性を上手く使い、奇襲や仲間の救出、そしてその行動に移るまでの判断力と行動力は素晴らしいものだった。初戦のMVPは葉隠少女。 君だ!!」

「え? わ、私!?」

MVPにされると思っていなかった葉隠は、嘘でしょ?、という感じで自分を指さす。

「すげぇな! 葉隠!」

「すごいね! 葉隠ちゃん!」

「おめでとう、透ちゃん」

各々感想を言うA組生徒達。 その中で、爆豪はつまらなさそうな表情で舌打ちしていた。

「この調子で次に行ってみようか!」

オールマイトはそう言って、次の二チームによる屋内対人戦が始まった。

?

「ふぃ〜。 疲れた〜」

「お疲れ! 緋奈ちゃん!」

「お前の個性凄いよな!!」

「桜兎も爆豪達と同じで才能マンかよ」

屋内対人戦が終わった後、緋奈達は教室で、戦闘訓練の反省や談笑をしていた。

「君達! 折角こうして反省会を開いているのだから、真面目に議論を交わし合い、次につなげるような有意義なものにするべきだ!」

と、独特な手の動きを入れながら制止しようとするのは、眼鏡優等生の飯田天哉だ。

「嫌だなぁ、メガネ君。僕達はまだお互いのこと全く知らないんだからさ、親睦を深めないと。それにヒーローは協力が大切、でしょ?」

「メガ−−俺は飯田天哉だ! メガネ君じゃない! だが、緋奈君の言葉も一理あるな。確かに立派なヒーローになる為には、お互いの個性や得意な戦闘スタイ
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