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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十五話 ナンバーズ 3
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安全が確認され、アスカ達の任務は終了した。

出撃していた面々はヴァイスの迎えのヘリに搭乗して六課へと帰還する。

そのヘリの中でアスカは……





魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。





outside

事件の緊張感から解き放たれたフォワードメンバーは、思い思いに雑談をしていた。

ヴィータ、リインもそれは同じだった。

「はう〜、これから書類仕事が待ってるかと思うと気が重いよ〜」

デスクワークの苦手なスバルがため息混じりに言う。

「しっかりやりなさいよね。今日は手伝ってあげないんだから」

「そ、そんな〜!ティア〜〜!」

いつものやりとりの中、アスカは何も喋らずにジッと自分の右手を見ていた。

(何だ?さっきから砲撃とディエチの顔がチラつく……)

アスカは思い出していた。ディエチの手を握った時の違和感を。

ギンガの手を握った時には、それは感じられなかった。その差異が分からない。

「どうしたんですか、アスカさん?ケガをしたんですか?」

黙ったままジッと手を見ているアスカを心配したキャロが話しかける。

「……キャロ、握手しよう」

「へ?」

アスカが何の脈略もなくそんな事を言うもんだから、キャロはキョトンとしてしまった。

「えっと、こうですか?」

戸惑いつつも、キャロがアスカの手を握る。

「……違うな。エリオ、いいか?」

「え?ボクも?」

エリオも握手をするが、アスカは首を捻るだけだった。

「考えてみれば、キャロもエリオもまだ手が小さいか」

そう言って、今度はスバルを見る。

「え、私も?いいけど、何なの?」

アスカはスバルの手を握ったが、やはり感覚が違うようだ。

「ギンガさんと同じ感じなのは当たり前か。ティアナ、握手しよう」

「……何なのよ、本当に」

呆れながらもティアナがアスカの手を握る。

(この感覚!似ている!)

ティアナと握手した瞬間、アスカはその感覚がディエチと似ている事に気づく。

同じ、ではなくあくまで似ている。スバルやギンガとは明らかに違う。

(この違いはいったい何なんだ?)

「え?ち、ちょっと、アスカ!?」

アスカの突然の行動にティアナが狼狽える。

急に両手でティアナの右手を包み込むようにして、そして今度は丁寧に、慎重に指を一本一本撫で始めたのだ。

「「「???」」」

エリオとスバル、ヴィータはその行動の意味が分からずに首を傾げるが、

「「「!!!」」」

リインとギンガ、キャロは顔を赤くし、両手をキュッと握って口元に当ててる。

((ア、アスカって大胆!
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