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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十五話 ナンバーズ 3
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!)(はわわわわ〜)

そんな外野など目もくれずに、アスカはティアナの手を撫でくり回した。

優しく、ユックリと指の一本一本に自分の指を這わせ、手のひらを撫でる。

(な、な、な、何?何?何なの!?!?!?)

頭から湯気が出るほど赤面したティアナ。アスカは真剣な目でティアナの手を見ている。

「ア、アタ、アタシのテ、て、手がどうかしたの?」

上擦った声で、絞り出すようにティアナが聞いた。

「……」

「アスカ?」

無反応のアスカに、再び尋ねると……

拳銃ダコが、硬い」

「へ?」

シーン

水を打ったかのように静まりかえるカーゴ内。

相変わらず何の事だか分かってない朴念仁トリオ。

逆に、引きつった表情になる耳年増トリオ。

次の瞬間、

「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

ティアナの豪快な踵落としがアスカの脳天に直撃していた。

合掌……





ヘリポートから司令室に向かう間、アスカはティアナに平謝りだった。

「オレが悪かった!な、許してくれ!」

「うるさい!話しかけるな!バカッ!」

取り付く島もないティアナ。

困ったアスカがキャロに応援を頼もうとするが、

『ちゃんと謝らないとだめです!』

念話で怒られてしまい、ならばとスバル、ギンガに目をやるが、

『よく分かんないけど、アスカが悪い!』

『あれは無いわよ』

と、こんな感じである。

『エ、エリオ、助けてくれ!』

とうとう10歳に助けを求める16歳だった。

『えぇ!ボクですか!』

『頼む!なんかアイデアくれ!』

ティアナに謝りながら、エリオに打開策を求めるアスカ。

そんな様子を、ヴィータとリインが少し離れて眺めている。

「……なあ、リイン」

「なんですか、ヴィータちゃん?」

「何でティアナはあんなに怒っているんだ?」

「……ここにもいたですよ、アスカと同類が」

「?」

こちらは呑気なものである。

だが、当事者たちは中々必死である。

巻き込まれたエリオが何とかアイデアを出す。

『えーと……アスカさん。こういう場合は、何かプレゼントして機嫌を直してもらうってのはどうでしょうか?』

『プレゼントって、今ないぞ?』

『えーと、例えば、今度どこか行った時にプレゼントするって約束したらどうですか?』

『なるほど!それで行こう!』

年下からのアドバイスに飛びつくアスカ。それでいいのか16歳。

「じゃあ、今度なにか奢るから!服でもなんでも!だから許して!」

ピタッ

ティアナが立ち止まる。そして振り返り、ビッとアスカの鼻先
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