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エアツェルング・フォン・ザイン
そのにじゅうに
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来から来たみたいよ。
彼が時々話すエーエルオーやジージーオー、アンダーワールドというのはVRゲーム…外の世界では未だに実現していない技術よ」

まぁ、今が正化16年だからな…

平成に変えてもまだ俺が生まれてもいないし父さんと母さんも結婚してない。

「まぁ、そういう訳だ。俺は外の世界に戻るつもりは微塵もない」

嘘だ、もしも、もしも元の世界に帰れるなら、俺はそれを選ぶ。

でも、それは不可能だ。

「そう…貴方が人だった時の事を話す時、いつも悲しそうな顔をしてたのはそう言う事だったのね」

「俺…そんな顔してたか?」

「ええ」

「そか…」

「はいはい、そこ、二人だけの世界を作らない」

と霊夢の腕の中の八雲紫に言われた。

んだよ…

「別につくってねぇし」

「ふーん、貴方達毎日抱き合って寝てるのによく言うわね」

だってベッド一つしか…は?

「おい、そこのロリババァ…テメェ覗きとはいい趣味してんじゃねぇか」

「あら?証拠でもあるのかしら?」

「物的証拠は無いが…
テメェがVRMMOのタイトルを知ってる事…
俺がアリスと寝てる事を知っている事…
そしてテメェの能力…
状況証拠は十分だ」

「ふふ…貴方がそう思うならそうなのでしょうね…
貴方の中ではね」

UZEEEEEEEEE!

「よーし、博麗の巫女、そのロリババァを捕まえとけ…一発ぶん殴るからな」

「わかったわ、コイツには困らされてるもの、是非もないわ」

「ちょ、ちょっと霊夢、離しなさい」

もがく八雲紫、しかし体格で負けているので逃げられない。

「あら?御得意のスキマはどうしたのかしら?」

「霊夢!貴方封印札を発動させといてよく言うわね!?」

「さて…覚悟はいいか…ロリババァ」

拳を振り上げ、殺気を撒き散らしながら迫る。

「あ、ちょっと!待ちなさい!待って、あ!ちょっ!やめっ!」

振り上げた拳を…












「あははは!やめてー!そこ弱いのー!」

振り下ろす事はせず、おもいっきりくすぐる。

八雲紫の事だ、殴ったダメージを此方に向けるなんて造作もないだろう。

それなら、まだこっちの方が効くだろう。

「あはは!だめー!もうやめてー!」

どうだ?屈辱的だろう?

「はっはー!元気いいな妖怪の賢者!何かいいことでもあったかぁ!」

と、某妖怪退治の専門家のセリフを真似つつくすぐる。







数分後

「はぁ…はぁ…もう…だめ…」

うーん…

乱れた服。

上気した頬。

激しい呼吸。

「エロいな」

まるで事後みたいだ
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