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エアツェルング・フォン・ザイン
そのにじゅうに
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「おーい?いきてるか妖怪の賢者?」

「はぁ…はぁ…貴方…後で覚えてなさいよ…」

おー、怖い怖い。

俺はくすぐられて息も絶え絶えな八雲紫を見る。

八雲紫…博麗大結界の維持の半分を務める大妖怪。

この世界は、フィクションの中の世界だ。

でもそれを管理しているのは作者なんかじゃなく、彼女なのだ。

例え幻想郷が偽りでも。

例え幻想郷が彼女の箱庭でも。

幻想郷は俺を受け入れてくれる。

だから…

ありがとな、妖怪の賢者様。

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