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エアツェルング・フォン・ザイン
そのにじゅうに
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コルセット!

まさかの香霖堂ver!

レミィといい勝負だ!

「え?アンタ誰よ?」

霊夢が不思議そうな顔で八雲紫を見ていた。

八雲紫が口を開いた。

「まったく……霊夢とキスする振りして私を呼び出すとはいい度胸ね…異世界の妖精さん?」

ボフン!と音がして八雲紫が煙に包まれた。

そして煙が晴れた後には身長175はあろうかという女性が立っていた。

八雲紫大人Verだ。

「余りに急いでた物だからこの姿になるのを忘れていたわ」

ふぅん…

「じゃぁさっきの小さいのが本当の姿か?」

「ええ、そうよ」

まじか…胡散臭い大人の女性ってイメージだったが…

「まさか妖怪の賢者があんなロリっ娘だったとは…
で、その姿は見栄か?」

「それも無くは無いけど一番は不便だからよ」

「そか………どうせバレたんだし戻せば?」

「そうね」

再び八雲紫が煙に包まれ、先の小さな姿になった。

「うーん…それでも俺より高いか…」

気にしてないよ?うん、全然気にしてないよ。

すると霊夢が八雲紫をヒョイと抱き上げた。

「なによ?」

「いつもされてた仕返し」

霊夢に抱き抱えられる八雲紫(香霖堂ver)…絵になるなー。

俺がそう思っているとアリスが八雲紫に話し掛けた。

「妖怪の賢者、少しいいかしら?」

「なに?と言っても大方の話は聞いてたわ」

「なら…ザインを外の世界に返す事は可能かしら?」

その問に、八雲紫は即答しなかった。

一分ほど考えて出た答えは…

「出来なくはないわ。でも、オススメはしないわよ」

「なぜかしら?」

「彼は確かに人間だった。だから人と妖精の境界がある。そこを弄って外の世界に放り出す事はできるわ」

外の世界に放り出す…か。

『帰す』ではなく『放り出す』と言ったという事は…わかってるんだろうなぁ…

「でも、それは返した事にはならない…そうよね異世界の妖精さん?」

あぁ、やっぱりか…

「そうさ…俺は外の世界には…正化の世には帰れない。
だって、俺は、平成を生きていた人間だからだ」

そもそも転生者だ。

先日鈴奈庵に行った時、雑誌の出版日の年号で気付いた。

この世界は、俺が生きていた世界と解離している。

「平成?」

と霊夢が尋ねる。

「昭和が終わった後の年号の候補は三つ。平成は、この世界で選ばれなかった二つの内の一つだ」

「つまり彼は幻想郷の内外ではなく、この宇宙の外の人間だったのよ。
どんな経緯でこの世界の幻想郷に来たかはしらないけどね」

八雲紫は俺の話を分かりやすく説明した。

「それにどうやら彼は別の世界の未
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