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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0303話『帰還した後の説明』
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ていう未練も多少はあるけどもうこっちの世界が私の居場所なんだ。

「それじゃどう説明したものか……」

どこから話そうかと考えている時だった。
私の肩に妖精さんが姿を現して、

【それではこの私がみなさんに映像をお見せしましょうか?】
「妖精さん……? 映像って、まさか……あの世界での映像を記録していたのか?」
【はい。私もあの世界に一緒に連れていかれていたみたいで提督がもしもとの世界に帰られるのではないかと冷や冷やしていましたから】
「そっか。それじゃお願いしてもいいか?」
【お任せください。明石さん、艤装と接続しますので映像機器の用意をお願いします】
「わっかりました!」

妖精さんにそう指示をされて明石はすぐに動き出して映像機器を用意してもらった。
そして艤装からケーブルを伸ばして映像機器に接続し、あの世界での映像が再生される。
みんなもその映像を食い入るように見ていた。
そこにはあの少年と私のやり取りが一切合切記録されていたのだ。

少年が正体を明かしたところを見て、

「本当の神様なの……?」
「創造主って言っているからそうなんだろうね……」
「あんなガキがか?」
「天龍さん、見た目で判断するのは迂闊かと……」

など色々と意見が交わされていた。
そして私がなぜこの世界に送り込まれたのかの説明に入ると、

「ワッツ!? そんな事でAdmiralはこの世界に送られたっていうの!?」
「でもアイオワ。こうして提督と会えたのですからよかったのではないですか?」
「しかし、Admiralや我らはこの少年の思う通りに動かされていたのだな……なにやら複雑だな」
「そうね、グラーフ」
「この世界出身の我らからしてみても酷い話だな。銃殺刑ものだぞ?」

と、海外艦のみんなが主に意見を交わしていた。
続けて明石の薬の問題が出てきてみんなが一斉に、

『やっぱり……』

と明石の方へと視線を向けていて明石は思わずのけ反っていたのは印象に残っていた。
まぁそれも少年の手で解決する話だったからよかったのだけど、そこからがみんなも真剣にならざるえない内容だった。
少年のもとの世界に戻れるという誘惑の言葉。
それに一瞬でも期待してしまっていた私も私だから何とも言えない。
みんなも、

「もう、もとのデータに戻るのは嫌かなぁ……」
「そうね。こうして本物の身体を得た後にまた戻されるのはたまったものじゃないからね」
「うんうん」

と、元に戻るのは否定的だったんだけど、次のこの世界の闇の話になってみんなは一斉に押し黙ってしまった。
それはそうだろう。
そんな先の話でもありえるかもしれない話なのだから。
それでも最終的に私はこの世界に残る選択をした時の映像を見て、

「テー
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