暁 〜小説投稿サイト〜
NARUTO日向ネジ短篇
【螺旋と虹】
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
訳じゃない……ただ、待っているだけでは駄目なのだ。やはり、日向を内側から変えてゆくには──)


「ネジ兄さん……、何か悩み事があるなら、一人で抱え込まないで下さい。私じゃ、頼りにならないかもしれないけど……少しでも、ネジ兄さんの力になりたいから」

 先に日向邸に戻ったと思われたヒナタが、ネジのすぐ傍まで来て気遣うように述べ、ネジは若干申し訳なくなったがヒナタに微笑を向ける。

「……ありがとう、ございます。今は……その気持ちだけで十分です」


 もし、いつの日か呪印制度が廃止され、分家も宗家も関係なく、対等になれたなら──心から笑い合える未来を、ネジはそっと願わずにはいられなかった。




《終》



[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ