暁 〜小説投稿サイト〜
GS美神他、小ネタ集
ご奉仕するニャン
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ヤリ)」
 ワルキューレは久々に獲物を追い詰める感触に、顔が緩むのを止められなかった。
「クックックックッ、これだ、これなんだよ、こうやって追い込んで最後に仕留めるあの感触、はははははっ!」
 どこかのレミーみたいに、ハンターモードに切り替わったワルキューレは、羽根が赤い人のように、巨大な鎌を持って飛行していた。
「兄ちゃん、まだ〜〜?」
「でちゅ」
「おう、もうすぐだ」
 途中、アイスクリームを買って貰い、少しは機嫌が良かったが、子供の足には少し遠く、何より暇だった。

「ターゲット、木造のアパートに侵入、これは?」
「ドクター・カオスのアパートなのね〜」
「何だと?」
(マリア目当てか、我ら程の女が揃っていながら、機械人形ごときにうつつを抜かすとは、フフッ、許さん)
 どちらかと言えば、獲物を狩る理由が欲しかったワルキューレは、不適な笑みを浮かべながら、目を血の色に染め、大鎌を握り締めた。

「おお、よく来たな。マリア、ワシらが話している間、この子達と遊んであげなさい」
「イエス、ドクター・カオス」
「さあ、お前らは、このお姉ちゃんと遊んでるんだぞ」
「ええー?」
「つまらないでちゅ」
(ターゲットはドクターカオスと接触、我々をマリアに押し付け密談中)

「で、アレはできたか?」
「ふっふっふっ、これでどうじゃ」
「ああ〜〜、これが、これが本物っ!」
「どうじゃ、装着者に自然に定着して、毛の色も同化する、風呂に入っても大丈夫じゃ」
「そうか〜〜、これが〜〜(涙)」
「そしてこれじゃ」
「ああっ、フサフサじゃないかっ(涙)」
「では早速あの子達に(ニヤリ)」
「フッフッフッフッ(ニヤリ)」
「マリア、その子達を連れて来るんじゃ」
「イエス、ドクター・カオス」

「さあ、お嬢ちゃん達、用意はいいかなぁ?」
「何をするでちゅかっ」
「に、兄ちゃん、助けてっ」
(ターゲットは我々に何か実験をしようとしている、救助を頼む)
「全員突入っ!事態が変わった、子供を守れっ!」
「ケイッ!」
 まず自分の子供を気遣い、金切り声を上げる美衣、そして、グーラー、ワルキューレ、シロ、タマモなど、近くに待機していた者達が、カオスのアパートに突入した。

「そこまでだっ!貴様ら何をしているっ!」
「ケイに何をっ!」
「先生っ?」
 そこで全員が見た物は?
「地球の未来にっ、ご奉仕するニャン」
「ミュウプリンでちゅ」
「みゅう、ざくろ」
「「「「「「「……はぁ?」」」」」」」
 そこには、ネコミミ、猿しっぽ、狼ミミ、喫茶店のウェイトレスの服を装備した、ケイ、パピリオ、メドがいた。
「ああ、見付かっちまったか、この間、おもちゃじゃなくって、変身できる本物が欲しいって言ってたから、カオス
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ