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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
重頭脳級攻略
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「アントワープ中佐!現状はどうなっていますか?」
『ああ、カミナガ中佐、すまない・・・今までのデータにない新種らしき個体がいてかなり手こずっています!』アントワープがかなりテンパった様子で伝えてきた。
「新種・・・ですか?どのような個体か伺っても?」ここに来て新種とか、何だいったい?
『明らかに人型に近い形状で、とにかくすばしっこいのです・・・・そのうえシールドを破って攻撃する方法をあみだしているようで、3機ほどスラスターをやられました。』まじか?!かなりやっかいな奴だな・・・・でも今回はわざわざ最初にオリジナルハイヴを攻撃したのだから、学習して対処してくる時間なんておおよそ無いはずだ。
このくらい育ったフェイズのハイヴって学習能力がとんでもなく高いって事なのかな。

「シロガネ大尉、どう思う?」とりあえずタケルちゃんの意見を聞いてみよう。
『今まで見たことない個体です・・・でも何となく強化外骨格に似ている気がするんですよね・・・。』
『そう言われてみればそう見えます!』すかさず遠野が同意する。
『これは想像ですが、私が思うに機械化歩兵装甲ハーディマンを参考にモデリングしているように見えます・・・・。』
「ハーディマン?」碓氷中尉の言っているそれ聞いたことある気がするけど、なんだっけ?
『ハーディマンというのは、地球の中の一国、アメリカという国が今から30年ほど前に開発して、この月面へ持ち込んで侵入してきたBETAとの戦闘に使用していた歩兵用の装甲装備です。』
そっか、確か1970年代に月面で戦った際に米軍が機械化歩兵装甲を使用していて、BETAがそれを鹵獲していたなら、人類の軍との戦いに利用する為にその形状を真似たBETAを製造した可能性はかなり高いように思う。
だが、当時作られたは良いが、月面の人類兵力が撤退したために活躍の場が無くなり、大量生産の必要がなくなったので数も限られ、この部屋の守護を司るようになったんだろうな、きっと。

そんなことよりも対応策を考えないと・・・・。
この速さだと一機毎での対応は下策かな・・・・2機単位での対応がベストか。
「アント『部隊傾注!各機ペアで対応せよ!お互いをカバーし合えば対応力は増します!』・・・・」
『『『ラジャー!!!』』』
『カミナガ中佐?献策しようとしてくれていましたね?感謝します!』アントワープはまるで分っていたかのように笑顔でそう言った。
「いえ、出過ぎた真似を、すみません。」この女性(ひと)には敵わないな・・・。
『そんな事はありません。でもさすがですね!情報部なんてもったいない、機甲師団へ転属して欲しいくらいですよ?良ければ検討してくださいね!』アントワープは今度はウィンクしながらそう言った。
右のモニター見るとタケルが笑いをこらえているのが見える・
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