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とある3年4組の卑怯者
11 学級文庫係
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なっていたソファイアっていう女の人とめでたく結ばれるの」
「へえ、 僕も読んでみようかな」
 藤木と永沢はリリィと別れ道にさしかかった。
「藤木君、今日はありがとう、さすが学級文庫係ね。バイバイ」
「いやあ、どういたしまして」
 藤木は学級文庫係としての自分が誇らしく感じていた。
 リリィは二人と別れた。そのとき、永沢はえっ!と驚いた。
(藤木君だけ?!僕は、僕には礼を言わないのかい?!)
 永沢はこれが気にくわないのか、藤木と別れるとき、さよならの一言も言わずに帰った。
(永沢君、何をそんなに怒っているんだろ・・・?)
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