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DOREAM BASEBALL 〜ラブライブ〜
認められないわぁ
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制覇を実際に経験した野球名門校にそんな人物がいたことが信じられなかった。

「その人はどこやってたんですか!?」
「控えだったんですよね!?」

東日本学園は三人の特S推薦と五人の特A推薦、さらには七人の声をかけられた選手たちが基本的な主力選手になる。
その中に一般入試からセレクションを受け、監督が将来性があると判断された選手に一般入試組として五人入部することができる。それほどまでのチームに、そんな人物がいるのはにわかに信じられないが・・・

「いや、レギュラーだよ?本職はピッチャーだけど、めっちゃ練習して最後の夏は外野に入ったよ」

それを聞いた穂乃果やことりは、かなり嬉しそうだった。自分たちも頑張れば、うまくなっていける可能性が十分あることがわかったからだ。

「その人ってもしかして・・・」
「あぁ、()()()だよ」

野球ファンである二人は天王寺が指している人物が誰なのかわかった瞬間、気まずそうに押し黙った。その理由がわからない他のメンバーたちは、顔を見合わせる。

「さて、そろそろ次のメニューをやろうか。時間も限られてるしな」
「「「「「はい!!」」」」」

重たい空気を振り払うべく、ノックバットをベンチに置きに行く天王寺。その姿を見送りながら、穂乃果は二人に小さな声で質問をぶつけた。

「ねぇ、その人ってどんな人なの?」
「何かあったのかニャ?」
「えぇ・・・ちょっとね・・・」
「あんまり聞かないで・・・」

何やら触れてはいけないことだとようやく理解した穂乃果たちは、今後はこの話に触れないようにしようと暗黙の了解にすることにした。

「さて、それじゃあこれからテストをするぞ」
「えぇ!?何の!?」
「凛!!英語のテストは勘弁してほしいニャ!!」

そこに現役時代使用していたキャッチャーミットを持ってやってきた天王寺のセリフに顔を真っ青にする穂乃果と凛。だが、こんなところまで来て勉強するはずないとわかっていた海未たちは、二人を冷静に宥めていた。

「これからやるのはピッチャーのテストだよ。英語は明日職員室でやってやるから」
「「そんなぁ!?」」

軽い冗談のつもりだったが、二人が絶望したような顔になっているのでこの話題には触れないようにしよっと切り替える。彼はまだ新しいボールを手に取ると、指で数回弾いてみせる。

「まだ人数も揃ってないけど、できる限りポジションは決めていかないと間に合わない。特にピッチャーは重要だからな。早めに決めておかないと間に合わないかもしれない」

今は四月の下旬だが、夏の大会は七月の上旬から始まる。わずか3ヶ月足らずで勝てるチームに仕上げるには、投手の力は必要不可欠だ。

「今から一人ずつ投げてもらう。俺が受けてピッ
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