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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0127話『潜水新棲姫の登場』
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一言。

「でもさ、提督。育てるのはいいけどしっかりと愛情も持ってあげてね? そうでないと目的の為だけに使われるだけじゃ北上や大井が可愛そうだからさ」
「……わかっている。しっかりと接していくよ。安心してくれ」
「そっか。ならいいんだ。私からは以上だよ」
「よし。それじゃ話を戻してさっそくだけど攻略に乗り出してもらいたいと思っている。よろしく頼む」
「「「了解」」」

それで六人は出撃していった。






私は少し不安に感じていた。
出撃した後もそれは思っている。

「提督は、もしかしたら朝潮とかも二人目を作るかもしれないね……」
「そうなのですか、伊勢さん……?」
「うん。朝潮は本人の前で言うのもなんだけど改装設計図も使わないで広範囲によって運用できる子だから育てるとしたら候補に入るのは目に見えているからね」
「そうですか……。ですが構いません。朝潮も司令官の事は信じていますから」

そう言って朝潮は真面目にそう答えていた。
やっぱり真面目だなぁと思いながらも、

「だけど提督は私達の事はないがしろにだけはしない人だからきっと大丈夫だとは思っているんだけどね……」

私はみんなに聞こえるようにそう話す。
それにすぐさま朝霜が反応してくる。

「まぁ伊勢さん。そう難しく考えることはないんじゃないのか? 同一人物とはいえ仲間が増えると思えばいいじゃんか……? そんな事を言ったら潜水艦の奴らは今更だぜ?」
「そうだよ! 瑞鳳だって私含めて二人いるんだから」

そうなのである。
貴重な高速軽空母枠で瑞鳳も二人いるんだよね。
提督曰く軽空母の育成が粗方片付いたから新たに育てたそうだけど真相はどうやら……。

「ま、なるようになるか」

私はそう言って小難しい事を考えることはやめた。
どのみち戦力が増えるのは歓迎だから提督の考えも否定はしないだろうし。
そんな事を思っていたら旗艦の五十鈴が、

「そろそろ作戦海域に入るわ。みんな、注意してね」

それで私達は散らばっていた思考を集中させて作戦へと挑んでいった。
そして何度か深海棲艦の群れを倒す事に見えてきたこのエリアのボスの姿。

「アナタタチハ……トオ……サナイカラ……」

どうやら潜水艦の深海棲艦の新顔らしい。
提督の情報通りだね。
それで戦闘が開始されて、さっそくその深海棲艦は先制雷撃を撃ってきた。
それで驚く。
いつもの潜水棲姫だったら先制雷撃は撃ってこないのに今回の新顔は撃ってきたという事実に深海棲艦も進化をしているんだなという感想を持った。
それでも当たらなければどうという事はない。
なんとか避けて随伴艦を倒しながらもなんとか潜水新棲姫を倒すことに成功した。

「マダマダ……ヤラレナイン
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