暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
最終章:夢を追い続けて
第52話「一方で」
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々に潰しに行くか。既に日本でも男性による個人的な復讐が始まっているから、早めに行動しないと無関係な人が巻き込まれる。」

「善は急げって奴だね。じゃあ、れっつごー!」

 クロエに基地の事は任せ、俺達は自称レジスタンスの基地らしき場所へ向かった。
 だが、基地も複数ある。潰すのは手間がかかるな...。
 日本にもあるが、そちらはIS学園が狙いのようなので、秋十君達に任せるか。







「まずは一つ....。ううむ、ガチ装備しなくて良かったな。」

「最低限で十分だったねー。」

 三時間後。俺達は自称レジスタンスの基地の一つ。その最深部に来ていた。
 移動に二時間半以上掛けていたから、実質基地攻略はほんの僅かだ。

「なん、で、たった二人に....!?」

「うーん、相手をちゃんと見てない時点で、なってないなぁ。」

「怒りで前が見えてなかっただけだろ。それか節穴か?」

 辺りには武装した男どもが這い蹲っている。
 無論、俺達からは殺していない。非殺傷用の武器で来たからな。
 だがまぁ、味方の弾で死んだ奴はご愁傷様だな。

「それとも自己紹介をしてほしい?」

「贅沢な奴だなぁ。」

「ぁ.....あ.....!?」

 そこで、ようやく俺達の正体に気づいたのか、男たちは震え始める。

「さぁさぁ!天災である篠ノ之束と!」

「その幼馴染である神咲桜が来たんだ。...あぁ、サプライズだから歓迎の品は期待してないぜ?」

 代わりに、マシンガン(非殺傷仕様)の銃口を向ける。

「ひっ...!」

「俺達が求めるのはただ一つ。」

「君達の壊滅なのだー!!」

 弾が切れるまで、マシンガンをぶっ放す。
 いやぁ、デスクワークも得意だが、やっぱりこういうのもスカッとするなぁ!

「っと、これ以上やると潰れちまうな。」

「あっはっはー、恨むのなら、自分たちが正義だと、馬鹿みたいな思想を持った自身を恨むんだね!」

 ここの幹部が指示を出したりする部屋は、既にボロボロ。
 破片が飛び散ったりして怪我はしただろうが、今ので死人は出していない。
 まぁ、このマシンガンは滅茶苦茶痛いだけだし。

「なんでだ...!俺達は、女どもに散々...!」

「散々やられたから、自分たちもやり返すと?」

「バッカだねぁ。そんなの、空しいだけなのに。」

 やり返されたからやり返す。それを繰り返せばただの醜い争いだ。
 確かに我慢できない事もあるだろう。

「それで?女尊男卑から男尊女卑に変わった時、君達は以前まで自分たちがされてきた事を、する立場になるんだよ?」

「それが正当だと言うのなら、俺らが言うのもなんだけどさ...。」

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