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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0065話『瑞穂と神威の野菜作り』
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督…? 提督はまだ畑仕事は初心者ですから分からないと思いますが、梅雨の時期に植える野菜というのもあるんですよ?」
「瑞穂さんの言う通りですよ。しし唐にミズナ、モロヘイヤに芽キャベツなどが夏には収穫出来て秋ごろにはサツマイモも収穫できるんですよ?」

それを聞いて私はひどく驚いた。
確かにまだまだ私は初心者だなという気持ちにさせられた。
まだまだ畑仕事は奥深いな…。
雨の季節だからこそ育つ野菜も結構あるんだな。
勉強になるな、うん。

「すまなかった。私が浅はかだったな」
「いえ、分かってくださればよいのです。それでですがついでと言っては何ですが提督に町に連れてってもらいたいんです」
「ん? 町にか…?」
「はい。野菜を作りたいのはいいんですけどまず種やら肥料、それに色々道具を調達しないといけません」
「その道具が今は不足しているんです…」

それで少し考えて私に相談するのは確かに仕方がない事だと思った。
基本艦娘は視察以外では私随伴の行動でないと町には繰りだせないのだ。
大本営の規則でもし艦娘がありえないと思うが誘拐などされたら大変だという処置で提督随伴でないと鎮守府以外では行動はできないという規則が出来ているのだ。
だから気軽に艦娘達は町に繰り出せないのだ。
それで不満を感じている子達も結構いるのが現状だ。
艦娘達は町の人とも触れ合いたいという気持ちがあるらしく私が町に視察をしに行く際には誰が行くかくじ引きをして決めているとかなんとか…。
酒保でも大体のものは揃えられるのだがいざ欲しいものがないという時にはよく私が町に行く際に買う事が多いのだ。
それで瑞穂たちもそんな事で今回私に相談してきたのだろうな。
その想いには応えないといけないな。

「わかった。それじゃ今日は雨が降っているけど任務が終わったら昼食後に午後にでも町に繰り出してみるか?」
「本当ですか!? ありがとうございます提督!」
「提督、イヤイライケレ!」

それで瑞穂と神威は手を合わせて喜んでいた。
この笑顔には逆らえないよな。
よし。それじゃ午前中に任務をあらかた片付けておくとしようか。

「瑞穂、神威。それじゃ任務を片付けたいので手伝ってもらってもいいか?」
「わかりました。瑞穂、頑張らせてもらいます」
「神威も頑張りますね」

それで三人で今日の任務書と格闘してなんとか午前中に本日の任務を終わらせた。
そして昼食時に私は二人と一緒に摂っているけど二人の浮かれ具合がすぐに分かるくらいには楽しそうな雰囲気が伝わってくる。

「二人とも? 今からそんなんじゃ後でばててしまうぞ?」
「そ、そうですよね…でも私達も知識はありますけど野菜作りは初めてですので楽しみなんです」
「その通りです。瑞穂さんの言う事は神威も分
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