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ハルケギニアの電気工事
第02話:おめでとう!!3歳です!
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ィータイムとなったところで、母上から昼間の話が出ました。

「あなた、今日の午後に執事のスミス(初めてでましたが執事さんの名前です。)が私の所にきてね、アルバートがとても難しい魔法書を読んでいるって教えてくれたの。それで書庫に見に行ったら、私が来たことにも気付かないくらい夢中になって分厚い魔法書を読んでいるのよ。もう驚いちゃった。
何でも、頭痛が治まってからいきなり読めるようになったらしいんだけど、なんでなのかしらね。」

「なに〜?アルバート、どういうことなんだい?」

「はい、父上。以前、私がひどい頭痛になって母上達に直していただいた後、それまで良く解らなかった文字がすらすら読めるようになったのです。
試しに書庫にある本をスミスさんに取って貰って読んでみたのですが、今のところすべての本の文字が読めました。
その上、読んだだけでほとんどの内容を覚える事もできています。これなら魔法の練習を始める前に本に載っている呪文は全部覚える事ができそうです。」

「良く判らないけれど、そう言うことなので、特例になるけどアルバートの魔法の訓練を始めようと思うのよ。どうかしら。
私がみたところ、アルバートは3歳とは思えない考え方と精神力があるようだし、魔法を覚えてもいたずらに使うような事はないと思うわ。」

「いや、しかし家訓を変えるのは問題じゃないか?というより、書庫の本がどれも読めて、全部覚えられるって?あの本の中には私でも読めない本が有ったんだぞ?」

「まあまあ。すごいじゃない、アルバート。お母さん、驚いちゃったわ。
ねえ、あなた、家訓も大事だけど今回の事は特別だと思うのよ。アルバートにはきっと何かがあるわ。
だから早めに対応した方が良いような気がするのよ。お願い、私を信じて認めてちょうだい。」

「………。解った。ソフィアの感がそう言うのなら、きっと何かがあるのだろう。それでは明日から早速訓練をアルバートの魔法の練習を開始する。
突然の話だから専門の先生を用意する暇がない。だから初めは私たちが教えよう。できるだけ早く先生を見つけるから、それまで私たちがおまえの先生だ。いいな、アルバート。」

「父上、母上ありがとうございます。僕頑張りますので、よろしくお願いします。」

 こうして、なし崩し的に僕の魔法訓練が始まった。
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